Search


Category Archives

Archives

Profile

Blog Status

Entry:39
Comment:0
Trackback:7

Creative Commons License

RSS Feed

ブログ検索エンジン 31Engine

はてなRSS
Subscribe in Rojo

Add to Google

2008年01月05日

村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ

村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ (文春文庫)
村上 龍
文藝春秋 (2001/06)
売り上げランキング: 227469
おすすめ度の平均: 3.5
5 思考を止めるな
3 濃い対談集
3 手軽に読めて、結構ヒントもある


曖昧な会話とか説明ではなく描写が語る

厳密に書かないと絶対他人には伝わらない

地味な作業の繰り返しを、いかに厳密に積み重ねていくかで出来が決まってしまう

直感は、ひらめきなんかではなく、それまでに厳密に考え抜いたことから発生するんです

やりたいことや欲しいものは、そう思ったその時に始めたり手に入れようと努力しないと必ずいつの間にか自分から消えてなくなる

書くことは、個人的な祝祭の一つです

小説を一人で読むというのは祝祭空間です

読んだ後に自分が一瞬でも何か変わらなきゃいけないとか、何かしたくなってしまうとか、自分をドライブするものがその本に内包されているものが、いわゆる純文学とか文学と言われているものだと思う

言葉を失って喘いでいる人々の叫びを感知し、想像力によって翻訳するのが小説家の役割


これから小説を書こうとするものにとっては勇気を与えてくれる言葉ではないか。時代を読み取り、感じ取り、深く観察、洞察していく作業によって全体像をイメージして、物語を書いて世に発表することができるとしたら、それもまた人間が生きていくために必要な何かを提供していることであり、大きく社会にも貢献していることにつながるのだと思う。

後、免疫とか、生命力に関連した文章に大きく惹かれた。今後、何かを書く上でのモチーフになる可能性のあるトピックだ!


活性は年齢の影響を強く受けるんです。70歳と20歳の人のNK細胞の活性を調べると、 70歳の人は弱い。だから癌にもなりやすいしウイルス感染もしやすい。では、老人のNK活性を上げるにはどうしたらよいか。関西の大学の先生の研究によりますと、80歳代の人を採血してNK細胞の活性を調べておいて、奇席に連れて行って落語を聴かせて2時間ぐらいゲラゲラ笑わせたそうです。その後再び採血してNK細胞を調べると、グッと活性が高くなっている。

反対に、活性を低くするにはどうすればいいか。60歳を超えた会社の重役に、早く死んでいただきたいときに一番簡単なのは、時差の負担をかけることです。夜起こしたり朝寝かしたり無茶苦茶をさせる。いちばんいいのはヨーロッパへ出張させて、昼間一生懸命あちこちで仕事をさせて、帰ってきたらすぐアメリカへ行かせたり、世界中をぐるぐる回らせるんです。そうすると、ウイルス感染をはじめとして、免疫系が落ちて簡単に死にます。

日本航空の方に伺いましたが、50歳代になったパイロットを、なお国際線を飛ばせていると、早死にする確立が高いそうなんです。


フィンランド症候群というのがありますね。フィンランドで数年前行われた研究から名づけられたのですが、まさに今おっしゃったような問題が含まれています。確か45歳から55歳で会社の部課長をしているフィンランドの男性を2つの集団に分けて調査したんです。一つは、煙草を吸わせない、酒も飲ませない、「養生訓」みたいな、コレステロールも血圧も正常値を守るという生活をさせた600人。もう一つは、煙草は吸え、酒は飲め、何でも好きなようにやれ、コレステロールが増えても血圧が上がっても構わない、という生活をさせた600人。それで、2つの集団のどちらがたくさん死ぬかを10年間追跡調査したんです。フタを開けてみたら、節制組のほうが圧倒的にたくさん死んで、出鱈目な生き方のほうがたくさん生きていた。調査担当者の想像では、出鱈目で、激しい刺激にさらされた、人間らしい生き方をしている方が免疫系が強くなるのだ、と。ところが、静かに、「養生訓」の貝原益軒みたいな生き方をしていると、免疫系が弱くなるというのです。まぁ、免疫系だけでは説明つかないことかもしれませんが。

中上健次―存在の耐えがたきサルサ
柄谷行人―キューバ・エイズ・六〇年代・映画・文芸雑誌
小山鉄郎―『五分後の世界』をめぐって 日本は“本土決戦”をすべきだった
浅田彰―映画とモダニズム
奥村康―ウイルスと文学
渡部直己―描写こそ国家的捕獲性から自由たりうる
柄谷行人―国家・家族・身体
坂本龍一―ヴァーチャルな恋愛と鎖国化のシステム
蓮実重彦―残酷な視線を獲得するために
黒沼克史―女子高生と文学の危機 なぜ「援助交際」を小説にしたか
庵野秀明―何処にも行けない
河合隼雄―心の闇と戦争の夢
妙木浩之―日本崩壊
田口ランディ―引きこもりと狂気
小熊英二―「日本」からのエクソダス


Related Entries



trackbacks

trackbackURL:

comments

comment form
comment form - TypeKey IDを使わなくてもコメントできます!