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	<title>eBigBridge.com &#187; インド - </title>
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	<description>Kazuhiro Ohashi Official Weblog</description>
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		<title>NHK特集「インドの衝撃（３）」 &#8211; 印僑</title>
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		<pubDate>Mon, 16 Feb 2009 23:41:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[NHK特集]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>

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		<description><![CDATA[世界の頭脳、印僑パワーを呼び戻せ 先のエッセイ（ NHK 特集「インドの衝撃（２）」 &#8211; インド流ビジネス ）でアメリカで活躍するインド人について少し記述しました。 特に企業におけるインド人の役割は大きく、  [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0024.jpg" width="240" />
		</p><p><strong>世界の頭脳、印僑パワーを呼び戻せ</strong></p>
<p>先のエッセイ（ <a href="http://www.ebigbridge.com/2009/02/15/nhk%e7%89%b9%e9%9b%86%e3%80%8c%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e8%a1%9d%e6%92%83%ef%bc%88%ef%bc%92%ef%bc%89%e3%80%8d-%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e6%b5%81%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9/">NHK 特集「インドの衝撃（２）」 &#8211; インド流ビジネス </a>）でアメリカで活躍するインド人について少し記述しました。</p>
<blockquote><p>特に企業におけるインド人の役割は大きく、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%B3500">フォーチュン 500</a>に掲載される企業の役員クラスには多くのインド人が在籍していて、彼らの経営的手腕、数学的思考分析力に頼らなければいけないほどといわれています。</p>
</blockquote>
<p>実際にはどのように人物のひとたちがどの企業などで活躍しているのでしょうか？　 NHK 特集「インドの衝撃」第３回目はインドはニューデリーで５年前から始まった印僑大会の様子から始まります。</p>
<p>この印僑大会といわれるイベントでインド政府が海外で活躍するインド人を讃えています。今回の催しでは大統領から受賞された人、アフリカは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B9">モーリシャス</a>首相、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%82%B5%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0" class="broken_link">シウサガル・ラングラーム</a>首相などの姿が見えました。</p>
<p>アメリカ企業を見てみると結構たくさんいるんです。シティグループCEO の<a href="http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88&amp;action=edit&amp;redlink=1">ヴィクラム・パンディット</a>、ペプシコCEO のイントラ・ヌーイ（女性初めて）、大手保険会社 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BF%9D%E9%99%BA">ハートフォード生命保険</a>CEO のラマニ・マイヤー氏は総合金融会社に変えた形跡が認められました。他には<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/US%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA">US エアウェイズ </a>元 CEO 、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%BA">サン・マイクロシステムズ</a>創業者の一人<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A9">ビノッド・コースラ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%93%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%BA">アドビシステムズ</a>CEO などがアメリカで活躍しているインド人、またはインド系アメリカ人です。</p>
<p><strong>インド独特の理工系教育</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163696105/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="インドの衝撃" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0023.jpg" alt="インドの衝撃" width="240" height="240" align="right" /></a>このように優秀な人材を数多く輩出してきた背景にはインドにある理工系教育の存在が大きいといえるでしょう。有名なものでは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%B7%A5%E7%A7%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6">インド工科大学</a>、 ITT 、 India Institutes of Technology などがあり、そこで理工系学習のほかに分析力、決断力などの総合力を磨いていきます。</p>
<p>全寮制であり授業が終わって宿舎に帰ってきても議論が続いています。生徒たちはそれらの環境から自然にロジカル・シンキングやネゴシエーションというスキルを補い優秀な学生へと育っていくそうです。</p>
<p>そのようなインド理工系大学を卒業してアメリカなどへ渡って活躍していた印僑（ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B3%BB%E7%A7%BB%E6%B0%91%E3%81%A8%E5%9C%A8%E5%A4%96%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BA%BA">インド系移民と在外インド人 </a>）が、今インドを目指すようになってきているそうです。これが今回の NHK 特集「インドの衝撃」第３回目のメイン項目でした。先へ進む前に<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3">トーマス・フリードマン</a>氏著「 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C">フラット化する世界</a>」にインド工科大学（ IIT ）についての記述がありましたのでいくらかの箇所、載せておきます。</p>
<blockquote><p>インドでは、比較的多いエリート階級の間で科学、工学、医学の分野での教育が熱心に行われている。１９５１年、インド初代首相ジャワハーラル・ネールが、東部のカラグプルにインド工学大学（ IIT ） 7 校の最初の 1 校を設立したのは、不朽の業績といえよう。それから５０年の間、何十万人ものインド人がこの国立工業大学や私立の工業大学（および経営学を教えるインド経営大学 6 校）で学んできた。</p>
<p>インドの人口は１０億を超えるから、この競争によって並外れた数の知的エリート階級が生まれた。インド全体があたかも一つの工場のようになって、工学、コンピューター科学、ソフトウェアの分野で、きわめて優秀な人材を生産しては輸出した。（ トーマス・フリードマン氏著「 フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>[quote1]</p>
<p>初代首相ということですからインドの将来を見据えての決断だったのでしょう。５０年も昔に種を蒔いていたんですね。ではインド工科大学（ IIT ）での勉強内容などはどれほどのものなのでしょうか？</p>
<blockquote><p>「賄賂を使って IIT に入学することはできない・・・受験者は厳しい入学試験を経て入学する。政府はカリキュラムに干渉せず、勉学は過酷だ・・・おそらくハーバードや MIT に入学するよりも難しいだろう・・・サン・マイクロシステムズの共同創設者で IIT 卒業生のビノド・コスラはいう。&#8221; IIT デリー校を卒業して、修士号を取るためにカーネギー・メロンに行ったら、たいして勉強しなくてもいいと思った。 IIT での教育に比べたら、ずいぶんと楽だったから&#8221;」 （ トーマス・フリードマン氏著「 フラット化する世界 」参照）</p>
</blockquote>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6">ハーバード大学</a>や MIT （ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B5%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%84%E5%B7%A5%E7%A7%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6">マサチューセッツ工科大学</a>）に入学するよりも難しいとは、すごいですね。 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3%E5%A4%A7%E5%AD%A6">カーネギーメロン大学</a>もアメリカではちょっとした IT 有名校です。そこでの授業が簡単だったとは恐れ入ります。インドの高校生がどのような環境でどのぐらい勉強しているかについてはここのエッセイで書きました。（ <a href="http://www.ebigbridge.com/2007/01/28/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e7%b5%8c%e6%b8%88%e6%88%90%e9%95%b7%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%86%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92/">インドの経済成長ストラテジー、その２ </a>）</p>
<blockquote><p>創立以来５５年ほどにわたって、こうした IIT のお陰でアメリカは安い買い物をすることができた。ニューデリーの知恵の泉にホースを突っ込んで、泉の水をそっくりそのままパロ・アルトでいただいたようなものだった。 IIT 卒業生のほぼ４人に１人がアメリカへ移る。 IIT 出身の移住者がアメリカ国内で組織を作ってコンベンションを開くほど大勢いる。</p>
<p>やがて、ネットスケープ、１９９６年の電気通信法改正、グローバル・クロッシングや光ファイバーの仲間たちが登場する。世界がフラット化し、万事が逆転する。「インドには資源もインフラもなかった」ウォール街で最も尊敬されている若いヘッジファンド・マネジャーのディナカール・シンはいう。</p>
<p>両親は IIT 卒で、アメリカに移住し、そこでシンが生まれた。「 IIT は優秀な人材を大量に生み出した。しかし、大半はインドのドックで野菜みたいに腐ってしまった。船に乗って脱出できたのは、比較的少数でした。もうそれはない。光ファイバーという海を越える手段ができたから・・・何十年もの間、知的職業に就くにはインドを離れるしかなかった・・・今ではインドにいながらにして、世界に接続できる。私のようにエール大学に行ったり、ゴールドマン・サックスに入社する必要はないんです」（ トーマス・フリードマン氏著「 フラット化する世界 」参照）</p>
</blockquote>
<p>もう一昔前のようにアメリカへ移住する必要ないんですね。インドで理工系の大学を卒業した人材はそのままインドへ残る。こうしてインド国内の産業基盤が今急速に拡大しようとしているわけです。そしてこれらの動きに必要となる欧米社会ですでに豊富な経験をつんでいるインド人のヘッドハンティングも盛んになっているそうです。彼らを説得してインドへ帰国、インド発展のために貢献しないか！　と。</p>
<p><strong>インドをべンチャー大国にしよう</strong></p>
<p>ある国際ヘッドハンターを取材しています。彼はシンガポールからヘッドハントを行っていてその主要目的はずばり&#8221;インド祖国のために&#8221;ということだそうです。狙うのはトップ Executive Only というからすごい。欧米企業の役員クラスの名簿がありましてそれらの中からインド系の人材をチェック。インドに在籍する会社からヘッドハンティングの人材依頼があり次第にそのポジションとマッチしそうな優秀なインド人を説得、交渉し始めます。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352541/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="インド2020―世界大国へのビジョン" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0025.jpg" alt="インド2020―世界大国へのビジョン" width="240" height="240" align="right" /></a>番組ではシンガポール在住の国際ヘッドハンター、ヤヒト・アンビカーさんを取材していました。彼自身、３５歳の印僑です。印僑のトップ人材をインドの会社へ、これらの使命感はすべてインドという国の発展、国際化を進めるために国際経験が必要とのこと。</p>
<p>ニューヨークにある投資銀行幹部に狙いを定め、シンガポールからテレビ電話を通じて打ち合わせなどの詳細のセッティングを組みます。どうしてあなたのような人材が今インドで必要とされているか？　などから始まりいろいろと最もな意見を並べて説得を行います。さらにヤヒト・アンビカーさん自身もニューヨークへ飛んで、その人物とじかに話し合いをする場を設けるなどと疾走します。</p>
<p>番組内での様子ですとその人物、今はまだ現実的には考えられない、家族もアメリカ生活に馴染んでいるし、などと語っていました。将来的には考えてもいいかもしれない、ということでしたけど、この番組が放送されたのが去年の秋頃ですから、それ以降何がアメリカで起こったかを考えると、今頃はこの人物もゆっくりと考えている余裕などないかもしれませんね。投資銀行自体、なくなってしまったのですから！（ <a href="http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF&amp;action=edit&amp;redlink=1">リーマンショック</a>）</p>
<p><strong>元ハリウッド・プロデューサー</strong></p>
<p>実際に動き出している印僑も存在します。サティカム・バンサムさん（３３歳）、ムンバイを中心に CG 専門学校を運営するベンチャー経営者です。３年前、アメリカから帰国、わずか２年で１３校まで増やしました。</p>
<p>このように印僑が実際にインドに戻ってインド発展のためにことを起こせるようにそれらの活動を後押ししている団体も存在することがわかりました。アメリカのシリコンバレーで成功したあるインド人のお話です。</p>
<p><strong>TIE 、 The Indus Entrepreneurs</strong></p>
<p>アメリカでは１億円以上の資産を持つ人の１０人に一人はインド人と言われています。それらの人を集めて印僑への支援を行っている団体が存在します。インダス起業家協会というもので、１６年前に誕生、すでに１万件を超える起業を手伝ってきたという実績を残しています。そのインダス起業家協会、 TIE 創業者がカンクル・レキさん（６２歳）です。</p>
<p><strong>印僑の地位を向上させたい</strong></p>
<p>カンクル・レキさんはインドに戻って起業したい印僑、若手起業家にノウハウを伝えてきました。&#8221;アイディアは１０％、人間性が９０％大事。アイディアはすぐ時代遅れになる、良い起業家は頭をすぐに切り替えることができる人&#8221;、と語っています。</p>
<p>現在では <a href=" http://www.tie.org/" target="_blank">The Indus Entrepreneurs</a> （インダス起業家協会）、世界の１１カ国で展開するまでになっており、４９の支部を持つそうです。５００億円の資産を所有するといわれるレキさんですが、切なる思いを抱え続けています。「印僑の地位を向上させたい」ということなんですけど、そこにはカンクル・レキさんが若い頃経験したことの影響もあるそうです。</p>
<p><strong>マイクロソフトも採用</strong></p>
<p>レキさんは１９６７年、所持金８ドルで渡米、大手通信会社のエンジニアになります。インドの大学を卒業してもその卒業生の多くは海外への活路を見出します、インドが貧しいからです。</p>
<p>大手通信会社のエンジニアになっても実際の仕事といえばインド人は裏方の仕事ばかり、レキさんはインド人がアメリカで成功する最初の一人になってやろうと決意します。そこで当時は研究者だけしか使えないインターネットに注目、民間でも使える装置を作ります。</p>
<p>２３年前にレキさんが作った基盤、インターネットの技術を始めて民間レベルで使用したということで自ら売り込み開始、人を説得する能力を奮起してセールス活動に明け暮れます。やがてあの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88">マイクロソフト</a>も採用、５０億円を稼ぐ売り上げを達成し、NYSE （ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80">ニューヨーク証券取引所 </a>）にもインド人で始めて上場します。起業して５年目のことでした。</p>
<div class="woo-sc-quote"><p></p></div>
<p>しかし株主たちの反応は冷たいものでした。インド人の CEO ではなく白人の CEO にしろ、と。レキさんは強い怒りを感じると共に、インドとインド人のイメージを変えなくてはいけないと痛切に感じるそうです。&#8221;我々が優れていることを証明しよう&#8221;、と。</p>
<p>その想いが TIE を創設という形になって実現、経営ノウハウを広める努力を続けています。設立から１６年、今ではレキさんから教わった人たちが若手を教えているそうで、現在インドで TIE を広めよう、という動きにまで発展。「アメリカにいるインド人の向上、インドにいるインド人の向上」を目指しているそうです。</p>
<p>The Indus Entrepreneurs （インダス起業家協会）はインド国内で１３都市に支部を広げるまでに成長、インドで事業を始めやすくする仕組み設立へと動き出しています。更にノウハウを教わった起業家へ投資する仕組みを作成、４年前にはインド国内に印僑省設立するまでに至りました。すごいですね！</p>
<p>海外から戻せインド人ということで、レキさん、５０億円の投資ファンドを立ち上げたそうです。&#8221;グーグルのような会社を作るぞ&#8221;と息巻いていたレキさん、新たな夢を実現させるべく鋭い眼光から放たれる熱気のオーラーのようなものを感じました。欧米からインドに移りつつある人材、資本も技術も知能も集積しつつあるようです。</p>
<p><strong>アメリカに来なくなったインド人</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163707107/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="続・インドの衝撃―猛烈インド流ビジネスに学べ" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0024.jpg" alt="続・インドの衝撃―猛烈インド流ビジネスに学べ" width="240" height="240" align="right" /></a>いくつかのアメリカの大学では明らかにインドからの留学生が激減しているそうです。その対策に追われているようですけど、僕の予想ですけどこの方向性が逆へシフトすることはないのでは？　と感じています。</p>
<p>ではどうしてインド人がアメリカへ来ることなくインドでビジネスが展開できるようになったのか？　その秘密は光ファイバー・バブル、 Y2K コンピューター危機（ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/2000%E5%B9%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C">2000 年問題 </a>）、 IT バブルといったキーワードと関係がありそうです。</p>
<blockquote><p>１９９０年代末には、２方面からインドに幸運の光が射しこんだ。光ファイバー・バブルが膨らみ始めてインドとアメリカを結びつけ、 Y2K コンピューター危機、いわゆる西暦２０００年問題の暗雲が地平線に沸き起こっていた。</p>
<p>・・・中略</p>
<p>コンピューターの欠陥を修理するこの作業は、膨大な量だし、なおかつ手間ひまがかかる。それができるだけのソフトウェア・エンジニアを抱えている国はどこか？　答はインドだった。 IIT や私立の工業大学やコンピューター専門学校を出た技術者が、インドには有り余るほどいる。</p>
<p>そんなわけで、 Y2K が迫り来るなかでアメリカとインドのお付き合いが始まり、この関係が大きなフラット化の要因となった。なぜなら、パソコン、インターネット、光ファイバーを組み合わせた様々なビジネスが、共同作業と水平的な価値の創出、海外へのアウトソーシング、というまったく新しい可能性を生み出す可能性があるのを実証したからだ。</p>
<p>デジタル化できるあらゆるサービス、コールセンター、ビジネス支援業務、知識労働を、世界のどこかの最も安く、賢く、有能な供給者に割り当てることが可能になった。具体的にいうと、地球の反対側にいるインドの技術者が、光ファイバー接続ワークステーションを使って、企業のコンピューターの下に潜り込み、調整を行うことができるようになった。（ トーマス・フリードマン 氏著「 フラット化する世界 」参照）</p>
</blockquote>
<p>Y2K コンピューター危機、いわゆる西暦 2000 年問題を解決したのはインドだったんですね。騒ぎが大きかった割には２０００年を迎えた新年を過ぎると一気に人々は何事もなかったようにその問題を忘れ始めました。だけどインドでは静かにインフラの整備が整っていたんですね！</p>
<blockquote><p>IT バブルで敷設されたケーブルがインドを世界とつなぎ、バブル崩壊でそれをほとんどただで使えるようになるとともに、知識労働をインドにアウトソーシングするアメリカ企業が飛躍的に増えた。</p>
<p>Y2K はこうした狂乱を引き起こし、インドの知能にプログラミングの仕事をやらせるという流れができた。インド企業は優秀だし、安く雇えるが、発注元の頭にあったのは、値段よりも、仕事を完了してもらうことだった。それだけの量の仕事をこなす人数がいるのは、インドだけだった。</p>
<p>・・・中略</p>
<p>やがて IT バブルがはじけ、株式市場もふるわなくなり、投資のための資本が枯渇した。生き残ったアメリカの IT 企業と、新規会社に資金を注ぎ込みたいベンチャーキャピタルは、使える金が前よりもだいぶ少なくなっていた。つまり、インド人エンジニアを雇うのは、大勢いるからではなく、コストが安いからそうせざるを得ないからだった。そして、インドとアメリカ・ビジネス界の関係は一段と深まった。（ トーマス・フリードマン氏著「 フラット化する世界 」参照）</p>
</blockquote>
<p><strong>英語圏だけの話ではない！</strong></p>
<p>インドで起こっていること、アメリカで起こっていること、などを書いてくるとどうしても、あぁ、それは海外で起こっていることね、日本は日本語しか通用しないから大丈夫、とのん気な人がいますけど、必ず市場は一つの形へと方向付けられていきます。物も人も金も自由に行き来できるようになり、そこから発せられる情報はすべてにリンクするようになる気がします。</p>
<p>ウォールストリート・ジャーナルが動き出していますけど、中国版とインド版があることの意味は大きいと思いますけど、いかがでしょうか？　<a href="http://europe.wsj.com/home-page">ヨーロッパ版（英語）</a>、<a href="http://asia.wsj.com/home-page">アジア版（英語）</a>、 <a href="http://chinese.wsj.com/gb/index.asp">中国版（中国語）</a>、そして<a href="http://india.wsj.com/home-page">インド版（英語）</a>ですか？！　日本語版もできるそうです。（<a href="http://zen.seesaa.net/article/113961102.html">WSJ が国際市場で攻勢，インド版サイトを立ち上げ</a>）</p>
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		<title>NHK特集「インドの衝撃（２）」 &#8211; インド流ビジネス</title>
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		<pubDate>Mon, 16 Feb 2009 00:56:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[NHK特集]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>

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		<description><![CDATA[アメリカで活躍するインド人。特に企業におけるインド人の役割は大きく、 フォーチュン 500 に掲載される企業の役員クラスには多くのインド人が在籍していて、彼らの経営的手腕、数学的思考分析力に頼らなければいけないほどといわ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0027.jpg" width="240" />
		</p><p>アメリカで活躍するインド人。特に企業におけるインド人の役割は大きく、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%B3500">フォーチュン 500 </a>に掲載される企業の役員クラスには多くのインド人が在籍していて、彼らの経営的手腕、数学的思考分析力に頼らなければいけないほどといわれています。</p>
<p>噂には聞いているけれど実際のところ本当のインド人流のビジネスとはどういうものなのか？　頭の回転が速い、数字に強い、頭脳明晰でありアメリカ人と議論してもロジカルに反論してくる逞しさとは？</p>
<p>今回の NHK 特集「インドの衝撃」第２弾ではインド流ビジネスのほんの一こまを紹介してくれた内容のものでとても参考になりました。日本の少子高齢化社会と関わりのある <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF">ジェネリック </a>医薬品というものが今後どのように発展、展開されていくのか？　日本薬品市場、世界薬品市場で次のようなことが起こりつつあるのです。</p>
<p><strong>Generic 、ジェネリック医薬品</strong></p>
<p>特許が切れた薬と同じ成分で作る格安の薬のことを示していて、インドでは若くて優秀な科学者、薬学博士たちがコストダウンを追及しています。</p>
<p>ジェネリック（ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E7%99%BA%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81">後発医薬品 </a>）医薬品の特徴としては研究開発も安いため安く作れるということ。先発薬６０円に対してジェネリックは１８円という安さです。</p>
<blockquote><p>後発医薬品（こうはついやくひん、 Generic drug ）とは、成分そのものやその製造方法を対象とする <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E8%A8%B1">特許権</a>が消滅した先発 医薬品について、特許権者ではなかった医薬品製造メーカーがその特許の内容を利用して製造した、同じ主成分を含んだ 医薬品をいう。先発医薬品の特許権が消滅するとゾロゾロたくさん出てくるので「ゾロ」「ゾロ品」「ゾロ薬」等と呼ばれていたが、商品名でなく有効成分名を指す 一般名（ generic name ）で処方されることが多い欧米にならって、近年「ジェネリック医薬品」とよばれるようになった。（ウィキペディア参照）</p>
</blockquote>
<p><strong>大阪の製薬会社、 共和薬品工業</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4258300055/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="日本のジェネリック医薬品市場とインド・中国の製薬産業 (情勢分析レポート)" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0026.jpg" alt="日本のジェネリック医薬品市場とインド・中国の製薬産業 (情勢分析レポート)" width="240" height="240" align="right" /></a>２００７年１０月、日本にある製薬会社の <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E5%92%8C%E8%96%AC%E5%93%81%E5%B7%A5%E6%A5%AD">共和薬品工業 </a>（ 大阪市淀川区に本社を置く ジェネリック医薬品メーカー ）をインドの製薬会社ルピン（ Lupin ）が１００億円で買収します。</p>
<blockquote><p>2007.10.11 共和薬品工業 <br />
 インド・ルピン社による弊社株式の取得に関するお知らせ</p>
<p>この度、共和薬品工業株式会社（以下、「弊社」）は Lupin Limited （本社　インド・ムンバイ、以下「ルピン社」）と資本提携することとし、ルピン社が弊社株式の過半数を取得することになりましたのでお知らせ致します。</p>
<p>弊社は 2005 年８月より、ルピン社とジェネリック医薬品に関する協力契約を締結し、共同開発を推進して参りましたが、今般、より密接な関係を構築することになりました。これによって、当社の製品開発、製造販売に対して、ルピン社の研究開発力及び国際マーケティング力が戦略的に加わり、相乗的に大きな価値を生み出すことになりますので、日本市場における長期的なコミットメントを示すことができるとともに早期にリーディングカンパニーの地位を確保できると判断しております。</p>
<p>インドは世界で最もジェネリック医薬品業界の成長の著しい国の一つです。弊社は、この度の関係強化により、中長期経営計画の中で、日本市場における主導的立場を担うために邁進すると共に今後もルピン社と共にグローバル戦略を積極的に推進し、国際的な視野に立った製品及び技術の向上を目指して参ります。</p>
<p>尚、ルピン社は研究注力型の主要なジェネリック企業です。また、プネ市に最先端の研究所を有し、抗結核薬及びセファロスポリン（抗感染症）、ＣＶＳ（心血管系）のグローバル・リーダーであり、糖尿病薬、非ステロイド性抗炎症薬、抗ぜんそく薬においても優れた存在感を有しています。現在、アメリカ及びヨーロッパを含む多くの先進国及び発展途上国に向けて、原薬及び製剤の開発、製造及び販売を行っています。 2006 年会計年度の売上は約 203 億ルピーです。（<a href="http://kaznak.web.infoseek.co.jp/ta-sangyou/pharma/lupin.htm" target="_blank">参考資料</a>）</p>
</blockquote>
<p><strong>日本を狙う製薬大国</strong></p>
<p>インドは ムンバイに本拠地を構えるルピン本社。現在インドで第６位という実力で現在世界８０カ国に進出しています。今注目を集めるインドの製薬産業は世界的競争力を誇っていて、 IT に次ぐ成長産業として世界からの注目を引き付けているそうで、その内の一社であるルピン社が日本市場への進出を始めたのです。</p>
<p>ルピン社の売り上げは 共和薬品工業 の８０億円を超える５２０億円、この５年で倍増しています。創業者はルピン・ディッシュ・バンドゥ・グプタ会長という人物で今から４０年前にルピン（ Lupin ）を立ち上げ、現在の売り上げは５００億円弱から、３年後には倍増する計画です。</p>
<p>世界的規模で見た場合、日本の製薬分野は２番目の市場規模ということ。その理由から日本ジェネリック市場、世界中の製薬会社から熱い視線を送られ、日本の社会が抱える問題解決へ向けてのタイミングもある程度マッチしていることから今後大きく成長していく期待が見込まれています。</p>
<p>[quote1]</p>
<p>少子高齢化、医療費負担増などのキーワードのほかに国民皆保険という理想も崩れつつあり、医療現場でも格差による対応の利用可能範囲が目に付いてくることでしょう。</p>
<p>治療費が高すぎて余裕がない、薬代が生活費を圧迫しているなどの背景もあることが要因の一つになっているのでしょう、日本政府が進めるジェネリック普及策というものがありまして、平成２４年度までにジェネリック使用量を倍増させる計画だそうです。</p>
<p>マーケット規模は現在のところ４千億円ですけど今後１兆円以上に膨らむ予定とのこと。 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E4%B8%89%E5%85%B1">第一三共</a>もインド第１のランバクシン社の製薬会社を買収して 後発医薬品の新規参入を開始しました。</p>
<p>ルピン社も日本の会社更に何社か買収する計画を持っているそうで、 共和薬品工業にないものを補っていくそうです。</p>
<p><strong>妥協を許さないインド流ビジネス</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569695485/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="驚異の超大国インドの真実―インド人だからわかる!ビジネスの将来性と日本人の大誤解" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0027.jpg" alt="驚異の超大国インドの真実―インド人だからわかる!ビジネスの将来性と日本人の大誤解" width="240" height="240" align="right" /></a>ルピン社のトップであるカマール・シャーマ社長は５年以内に ジェネリック医薬品業界の９位を狙うと語っています。ヴィノッド・ダーワン氏は日本担当責任者です。</p>
<p>２００７年１１月、取締り会議が行われインド側（ルピン社）から７人訪れるました。そこでの会議の模様をすこし映像で紹介してくれたんですけど、インド側からの質問攻めに日本側（共和薬品工業株式会社）の経営陣はたじたじという感じで、インド製薬会社日本法人社長の川端一博氏、買収された日本企業副社長、杉浦健（創業者の孫）氏もその場にいます。</p>
<p>その会議でのインド側からの質問は例えば１０月１０．６％、１１月４％、利益率のデーター説明を持ち出してきて、なぜこんなに落ちているのか？　と日本側に説明を求めます。</p>
<p>しかし日本側は即答できません。なぜと問われてなぜそれが疑問に感じるのか？　別に気にしていなかったです、というような雰囲気を日本側の経営陣は漂わせ、お互いの顔をじろじろと見ながらどうする？　といった感じです。</p>
<p>在庫調整によるものと日本側は説明するんですけど、なんでですか？　というインド側からの質問にまた戸惑っていました。</p>
<p>今までこうやって来たんだからこうすればいいんだ、的な雰囲気の日本側。しきたりや習慣の概念がないインド側。あるのは事実を裏付けている数字だけで、徹底して数字の意味を確認する姿勢を崩しません。</p>
<p>そこからインド側は判断を下していかないといけないので、その数字がどのような環境の下出てきたのか？　その数字が示しているビジネスにおける背景というものの詳細を知ろうとするんですね、世界標準では当たり前のことですけど。</p>
<p>日本側の経営陣はインド人経営に大して恐れと同時に頼もしさを感じる、などとの印象を示していました。結果が出ているかどうかが重要視される、プロセスは構わない。こういうことがアメリカにおける フォーチュン 500 に掲載される企業内でも行われているんだろうなぁ、と想像しました。</p>
<p><strong>インド国内の製薬業界</strong></p>
<p>インド国内の製薬業界上位１０社の売り上げの伸び率は１６％、先進国を中心に世界各国に輸出しています。</p>
<p>Ａ社は新薬を創造、特許開発した後、その後２０年間は独占できる仕組み。こうした薬は先発薬と呼ばれ、先進国の大手がほとんど開発しています。豊富な資金を持ち合わせていることが研究やリサーチなどの基礎体力への投資に当てることができるためなんですけど、その特許切れる薬をＢ社、Ｃ社、Ｄ社、といったインドにある製薬企業などが狙うんです。</p>
<p>ではなぜ今注目を集めるインドの製薬産業は世界的競争力を誇っていて、 IT に次ぐ成長産業として世界からの注目を引き付けているのか？　その秘密はインド独特の特許政策というものがあったことと関係しています。</p>
<p><strong>インド独特の特許政策</strong></p>
<p>１９７０年、インドで「 The Patent Act 」というものが法律として発行されます。この法律の内容ですけど、海外で認められている薬品、特許期間中でもインド国内では自由にコピーをすることが認められるというもの。</p>
<p>先進国側からすれば特許をコピーするなんて違法だろう、ということになりそうですがインド国内で抱える問題を解決するための狙いが特許法には含まれていました。つまりコピーを認め、安い医薬品の普及に努める、多くの貧しいインド人にそれらの薬が手に入るように仕向ける、というものです。</p>
<p>ですけど単純にその薬の製法をコピーするということでもなかったようでして、本来の薬の作り方、製法などは特許法により保護されていることを踏まえて、コピーをするにも製法を変える必要があったということです。ここでインド人の実力、数学的才能が開花する機会が訪れます。</p>
<p><strong>数学に例える</strong></p>
<p>原料→問題（製法Ａ、製法Ｂ，製法Ｃ、製法Ｄ）→化学反応</p>
<p>薬の成分は予めわかっています、つまり解答というか求める結果内容は把握して、わかっているという状況。その中間に当たる問題の解き方は一つではありません。ここをインドの製薬会社、工夫してよりコストの安い製法を考える必要があったのです。</p>
<p>原料→化学反応→有効成分</p>
<p>5+5=10 （特許法で守られているある薬の製法）<br />
 2+2+2+2+2=10 （製法Ａ）<br />
 1+9=10 （製法Ｂ）<br />
 5×4-10=10 （製法Ｃ）<br />
 100/2-40=10 （製法Ｄ）</p>
<p>その後、インドでは薬の特許期間中のコピーは禁止されましたが、コストの安い製法を見つけるノウハウはジェリネック薬に生かされるという産物を生み出しました。</p>
<p>不純物が発生する、なるべく減らして有効成分の割合を高めればコスト減に繋がるということから始まって、温度や pH をどのように設定するのかがポイント、などという議論が展開されます。</p>
<p><strong>ロジカルシンキングを養う</strong></p>
<p>ここでの科学者、薬学博士同士の議論がすごいんですけどインドでは普通の出来事なんですね。彼らが育ってきた学校環境には説得、 Debate に力を入れるというカリキュラムが存在しています。</p>
<p>インド人小学生の授業を見せてもらいました。あるトピックに対する議論の場を設け、一人の男の子に対してクラス全員が反対意見を持って臨んでいますけど、その男子生徒、次々と上がる反対意見に対してロジカルな意見を持って議論を展開してくるんですね。</p>
<div class="woo-sc-quote"><p></p></div>
<p>１対マスでもロジカルに自分の論理を主張する強さ、こうしたネゴシエーションの場を子供の頃から訓練して育てているんです。どうしてでしょうか？</p>
<p>背景として多様な民族、言語、宗教で構成されるインドでは考えの違う相手に説得力を持って自分の考えを伝えることが、成功条件の一つとされていることがあげられます。</p>
<p>自信を持って話ことはすごく大事とされていて、普段からコミュニケーション力を付けることを求められます。インドでは常識なのでしょう、こうしたコミュニケーション力向上が、自信と自立心が養われるということにつながり人生の様々な過程で自分を有利に展開させることへの手段として使用されます。</p>
<p>ビジネスの現場では営業力として発揮しているようです。</p>
<p><strong>インド人営業マン</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163707107/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="続・インドの衝撃―猛烈インド流ビジネスに学べ" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/00241.jpg" alt="続・インドの衝撃―猛烈インド流ビジネスに学べ" width="240" height="240" align="right" /></a>インド国内では８００を超える製薬会社が存在していて激しい競争が繰り広げられています。そこで各社力を入れているのがその薬を販売する営業マン。営業マンの研修から実際にドクターのオフィスへ出向いての営業活動を紹介してくれました。</p>
<p>ある営業マン、ドクターの診療所とおもわれる待合室へと入っていきますがすでにそこには自分のほか何人もの営業マンが自分の順番を待つべく待機しているのです。</p>
<p>長い間待つことやっと自分の番が回ってきていざドクターの前で営業活動を行います。次から次へと自社製品を説明していくんですけど、対応するドクターも日々いろいろな営業マンと接しているせいか、変化球を交えて質問返しを営業マンに投げかけてきます。</p>
<p>しかし、営業マンもそこは心得ていて繰り広げられる質問に対してもロジカルな思考を交えて答えを即ドクターに返答してくるんですね。それが終わってドクターが&#8221; I will think it over. &#8220;などといったら次の商品をすかさずドクターの前へと表示して新たな営業活動を再開。</p>
<p>断られても断られても決して悲観することなく、新たな可能性、展開を自ら試みている姿勢を映し出していました。そのインド人営業マン、自分の営業活動に自信を持っていると語っていましたね。</p>
<p>どんなときでも自信を持って相手を説得するインド流ビジネススタイル、あくまでも結果が大事だという基本方針を貫き、決算上にあわれれる数字の意味をすべて理解して次への戦略に生かそうとする姿勢。これらを可能にしているインドの教育現場。</p>
<p>ビジネス上の経営に関してはインド人とパートナーを組んだほうがいいのではないか、という僕の考えの裏づけはこういうところからきています。</p>
<p>日本産業下支えの物作り、作れば売れる時代からの脱却は経営力を鍛えることでもあります。インド人と比較されると最初のうち、日本人は落ち込むこともあるかもしれませんけど、日本人は目標を与えられれば大丈夫、僕はそんなに悲観していません。</p>
<p><strong>インドへ格安医療ツアー</strong></p>
<p>介護の問題を解決するためにインドネシアやフィリピンから人材を輸入しているようですけど、病気の治療に関してはアメリカ社会ではインドへ格安医療ツアーを提供する保険会社などの誕生が注目を浴びているようです。</p>
<p>日本人が同じサービスを利用するには英語の必要性という問題も生じてしまいますけど、日本側、インド側から通訳をつけるなど、その間となるサービスを展開できれば日本でも広まるとおもいますけどいかがでしょうか？</p>
<blockquote><p>☆　メディカル・ツーリズム、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%86%85%E9%9A%9C">白内障</a>、心臓手術はインドがお得？</p>
<p>ポイント１．インドは欧米並みの高度な医療設備・技術を持った病院が多い上、手術コストが欧米より格段に安い。この事実は知らなかった。</p>
<p>例えば心臓手術の場合、アメリカだと５万ドルかかるが、インドは５千ドル。肝臓移植はアメリカが５０万ドル（高い！）でインドは４万ドル、   <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E9%AB%84%E7%A7%BB%E6%A4%8D">骨髄移植</a>もアメリカが４０万ドル（高い！）でインドは３万ドル。</p>
<p>たいがいの手術は１０分の１程度の費用で済むらしい。今自分で数字を打っていて &#8221; 安い！ &#8221; と感じてしまった。これだったら日本からもインドの病院施設にお願いしたい人、たくさんいるであろう。</p>
<p>ポイント２．インドの主要病院グループは手術の成功率を公表している。</p>
<p>インド最大手の病院チェーン「アポログループ」の場合、国内外で３８の病院を経営し、４千人の医師がいる。すごい！　心臓手術の施術数が５万５千件で成功率は９９．６％。腎臓移植や <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E6%B2%BB%E7%99%82">放射線療法</a>にも定業があるらしい。</p>
<p>「エスコーツ」は心臓外科と神経科の専門施設として有名で、国内外に１５の病院を経営している。 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%AE%A1%E9%80%A0%E5%BD%B1">血管造影</a>治療で８万件以上の実績があり、心臓手術は施術数４万３千件以上で成功率は９９．２％。</p>
<p>「アラブィンド」は眼科専門の医療機関で、アメリカだと１６５０ドルかかる白内障の手術費が、なんとたったの１０ドル（昼飯代と同じぐらいか！）だという事実。</p>
<p>ここでも自分で数字を打っていて &#8221; 安い &#8221; と感じてしまった。これじゃ、日本の病院に頼るよりも &#8221; インドへ行きましょう &#8221; という人が増えるだろうな。看護士とか人手不足の上、賃金も安く長時間労働を強いられるのであれば、ちょっと頑張って英語の勉強をすれば、多くの日本の患者さんに対してインドの施設へ預ける橋渡し的なビジネスを展開できると思うのだが、どうであろう？</p>
<p>ポイント３．アメリカやイギリスでは、医師の３割がインド人である。</p>
<p>ここがアメリカとかイギリスの患者が有利なところであろう。すでにインド人の医師に抵抗がないので、それならば本国へ行きましょうと、保険会社がインドの病院で手術を受けるツアーを企画、販売している。保険会社にしてみれば、往復の旅費プラス治療費込みでも十分インドのほうが安く付くのだ。</p>
<p>今日本の病院の経営は競争時代に入ったから、気が付いたらこのようなシステムを取り入れているところがグーンと大きくなっているんだろうな。（ <a href="http://www.ebigbridge.com/2007/01/29/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e7%b5%8c%e6%b8%88%e6%88%90%e9%95%b7%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%86%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%93/">インドの経済成長ストラテジー、その３ </a>）</p>
</blockquote>
<p><a href="http://www.iti.or.jp/kikan67/67masuda.pdf" target="_blank">インドのジェネリック製薬企業の対日進出の背景と進出課題</a></p>
<ul>
</ul>
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		<item>
		<title>NHK特集「インドの衝撃（１）」 &#8211; 貧困層を狙え</title>
		<link>http://www.ebigbridge.com/2009/02/12/nhk%e7%89%b9%e9%9b%86%e3%80%8c%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e8%a1%9d%e6%92%83%ef%bc%88%ef%bc%91%ef%bc%89%e3%80%8d-%e8%b2%a7%e5%9b%b0%e5%b1%a4%e3%82%92%e7%8b%99%e3%81%88/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=nhk%25e7%2589%25b9%25e9%259b%2586%25e3%2580%258c%25e3%2582%25a4%25e3%2583%25b3%25e3%2583%2589%25e3%2581%25ae%25e8%25a1%259d%25e6%2592%2583%25ef%25bc%2588%25ef%25bc%2591%25ef%25bc%2589%25e3%2580%258d-%25e8%25b2%25a7%25e5%259b%25b0%25e5%25b1%25a4%25e3%2582%2592%25e7%258b%2599%25e3%2581%2588</link>
		<comments>http://www.ebigbridge.com/2009/02/12/nhk%e7%89%b9%e9%9b%86%e3%80%8c%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e8%a1%9d%e6%92%83%ef%bc%88%ef%bc%91%ef%bc%89%e3%80%8d-%e8%b2%a7%e5%9b%b0%e5%b1%a4%e3%82%92%e7%8b%99%e3%81%88/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 13 Feb 2009 01:42:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[NHK特集]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>

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		<description><![CDATA[インドの衝撃 去年、 NHK 特集で「インドの衝撃」と題したシリーズを３回に分けて放送していたんですけどこれが中々良かったというか題名のように衝撃を受けました。 トーマス・フリードマン 氏著「 フラット化する世界 」など [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0029.jpg" width="240" />
		</p><p><strong>インドの衝撃</strong></p>
<p>去年、 NHK 特集で「インドの衝撃」と題したシリーズを３回に分けて放送していたんですけどこれが中々良かったというか題名のように衝撃を受けました。</p>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3">トーマス・フリードマン </a>氏著「 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C">フラット化する世界 </a>」などを読んだりして日頃からインド人の驚異には興味を持っていたんですけど、改めてインド人の頭の良さ、これからのインド人社会というものに期待するようになりました。</p>
<p>第１回目はインドの地方にある農村で何が起こっているのか？　貧困層を狙えという内容のものでこれは <a href="http://www.ebigbridge.com/2007/01/29/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e7%b5%8c%e6%b8%88%e6%88%90%e9%95%b7%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%86%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%93/">インドの経済成長ストラテジー、その３ </a>でも取り上げました。</p>
<p>そして第２回目はインド流ビジネスが日本の経済社会に浸透し始めている、という内容でしてこれもすごい内容で僕が中国とは日本の特徴を生かした物作りの面で協力体制を、経営という数字が絡んでくる部分にはインド人とパートナーを組んだほうがいい、という考えの元になったものです。</p>
<p>シリーズ最後の第３回目は印僑（ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B3%BB%E7%A7%BB%E6%B0%91%E3%81%A8%E5%9C%A8%E5%A4%96%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E4%BA%BA">インド系移民と在外インド人 </a>）のお話でして、今世界中に散らばるインド人の頭脳をインドの発展のために使おう、という動きを取材したものでした。お隣の中国が比較的に日本の近隣に位置するために中国を大きく意識することはいいことなんですけど、インドにも注意しておいたほうがいいのではないか？　と本当に思い知らされます。欧米からの資本も多数入り込んでいますし、インドのこれからは日本にとって必要なパートナーという意識を強めていくべきだと改めて感じさせられました。</p>
<div class="woo-sc-quote"><p></p></div>
<p>さてその第１回目ですけど、インドでインド人によるインドの会社によるインド人のための車が発売される、というニュースから始まります。</p>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA">タタ・モーターズ</a>、 <a href="http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%A9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%BF&amp;action=edit&amp;redlink=1">ラタン・タタ</a>会長。インドの自動車会社でして新型車（ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%8E">タタ・ナノ </a>）の発表会が去年の１月に行われました。新車の価格はなんと価格は１０万ルピー（２５万円）、ラジオもエアコンもなし、サイドミラーも一つという徹底的な低コストを実現して、販売のターゲットをインドの農村の人々にしているそうです。</p>
<blockquote><p>2008 年1 月 10 日、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%BC">ニューデリー</a>・ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC">オートエキスポ</a>にて「ナノ」（ 624cc  リアエンジン / 5 人乗り）を世界初公開し、同年 9 月にもインドで売り出すと発表した。価格は 10 万ルピー（約 28 万円）を予定しており、販売されれば量産自動車としては世界で最安値となる。（ウィキペディア参照）</p>
</blockquote>
<p><strong>Bottom of The Pyramid 、インド社会の携帯電話事情</strong></p>
<p>先ほど紹介した前のエッセイ（ <a href="http://www.ebigbridge.com/2007/01/29/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e7%b5%8c%e6%b8%88%e6%88%90%e9%95%b7%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%86%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%93/">インドの経済成長ストラテジー、その３ </a>）でもここのところを記述しています。</p>
<blockquote><p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901234714/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0029.jpg" alt="ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略" width="240" height="240" align="right" /></a>☆　 Bottom of the Pyramid 、社会の底辺の人々に購買力が備わる時</p>
<p>C ・ K ・プラハラード著「 <a name="amazletlink"></a><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901234714/bigbridge0d-22/ref=nosim/">ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 ( ウォートン経営戦略シリーズ ) </a>」は多くの経営者に新しい角度から視野を広げることを求めるであろう。原書のタイトルは「 The Fortune at the bottom of the pyramid 」。</p>
<p>世界では一日２ドル未満で生活する人々が４０億～５０億人いるといわれているが、それらの最貧民国の活性化方法は何か？　購買力が乏しい、生活必需品しか買わない、低価格だからマージンが薄い、識字率や IT リタラシーが低い。これらのバイアスをもう一度疑ってみる必要がありそうだ。当たり前だが単純に計算してみても一人１ドルは１０億人集まれば１０億ドルになる。</p>
<p>例えばインドではシャンプー、石鹸、化粧品、お菓子やケチャップなど、さまざまな商品が一回使いきりのパックで売られているそうで、収入が不安定で日当暮らしが多い貧困層は、その日に必要なものだけを買う傾向が強いとのこと。</p>
<p>知らなかったが携帯電話加入者は２００３年下半期には月１５０万人ものペースで増えていたらしい。これは格安の頭金と基本料金のお陰らしいが、こちらの視線、つまり貧しいインドの人々が携帯電話を利用できるようになるまではまだ相当な時間がかかるだろうな、というバイアスは捨てなければいけない。</p>
<p>２００３年のお話だから今の２００７年はどうなのだろう？　中国のときのように固定電話よりも携帯電話が一気に広まることは間違いない。巨大な底辺のマスが動き出したのだ。</p>
</blockquote>
<p><strong>長年の深刻な貧困問題解決へ</strong></p>
<p>インド社会に存在すると言われる７億人の貧困層。これらの人々をビジネス界からに視点で見るとまずバイアスの物が売れない層というのがありました。ですけど実際には年収１６万円、全体の市場規模でいうと２５兆円ものマーケットが存在するそうです。ここにビジネス界は目をつけ、インド社会の農村の貧困層が大きく変わろうとしています。</p>
<p><strong>ユニリーバの石鹸</strong></p>
<p>商業都市ムンバイに存在する世界最大の生活用品メーカー <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90">ユニリーバ</a>、年間売り上げ３２００億円、ヒンドゥスタン・ユニリーバというのが正式会社名であり、 ユニリーバグループ企業の中でトップクラスという。オランダとイギリス資本ということはあの石油会社の <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB">ロイヤル・ダッチ・シェル</a>と同じではないか？</p>
<blockquote><p>ユニリーバ   （ Unilever  <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/NV">N.V.</a>/Unilever  <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/PLC">PLC</a>、蘭 / 英） は、 オランダと イギリスに本拠を置く 食品と 洗剤・ ヘアケア・ トイレタリーなど家庭用品メーカー。 二元上場会社であり ロッテルダムと ロンドンに本社を置く。</p>
<p>現在、 NV は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88">ユーロネクスト・アムステルダム</a>と <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80">ニューヨーク証券取引所</a>（ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB">ティッカーシンボル</a>: <a href="http://www.nyse.com/about/listed/un.html">UN</a>）に、 PLC は <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80">ロンドン証券取引所</a>とニューヨーク証券取引所（ティッカーシンボル : <a href="http://www.nyse.com/about/listed/ul.html">UL</a>）に株式を上場している。（ウィキペディア参照）</p>
</blockquote>
<p>ヒンドゥスタン・ユニリーバがインド農村部での貧困向けビジネスを本格的に始めたのは９０年代という。売る商品は主に生活雑貨のコーヒー、洗剤、石鹸、１ルピー（２．５円）。</p>
<p>最初は苦労したらしい。まず都市部から離れた農村では一般的に物が売れないという。どういうことか？　例えば石鹸を使ってもらえない。農村部の６割の人、石鹸って何？　とここから始まるのです。石鹸というものを使ったことがないらしく彼らは泥や灰で洗います。シャンプーや石鹸は使ったことがないという人がほとんどで、燃料などは牛の糞を乾かして使うという生活状況。こういうところから変えていかなければいけませんでした。</p>
<p>生活必需品を一日単位のパッケージにして売ればいいじゃないか？　という以前の問題ですよね。生活の中にそれらのものが浸透していないというか、そういうものを使った生活様式ではないのです。こういうところから開拓、農村の人々を都市型というかもっと便利な？　世の中の方向へとアジャストさせていく必要があったのです。</p>
<p><strong>６年前から始めたキャンペーン、学校内で特別な授業</strong></p>
<p>そこでヒンドゥスタン・ユニリーバは戦略を考えます。石鹸を使うことが衛生面で如何に大事か、という概念を人々に植え込んでいく作戦に出ました。学校内で特別な授業を開いて、子供たちを一番のターゲットとしたのです。</p>
<p>子供たちならば大人に比べ、比較的習慣を変えやすいと考えられ、それらの子供たちが伝播してくれるだろうと見込んだわけです。テレビや新聞の発達していない、家族内の、近所づきあいからの口コミで伝わるだろうと。子供から親などへ、子供は代理人というように捉えたのです。</p>
<p><strong>流通の問題</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163696105/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="インドの衝撃" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/00231.jpg" alt="インドの衝撃" width="240" height="240" align="right" /></a>流通の確保にも頭を悩ませました。そこでヒンドゥスタン・ユニリーバ新しい戦略、貧しい農村の女性を販売員にさせるという目標を立ち上げました。</p>
<p>村の女性が持つネットワークを利用しようというもので、彼女らにセールスを教えることがもっとも重要だったのです。</p>
<p>インド農村部の女性の平均的な生い立ちは１８歳までに結婚する人半数です。これらに属する彼女たちに徹底した研修、商品の売り方、意識改革を行いヒンドゥスタン・ユニリーバの農村部でセールス部門の先頭に立ってもらい、流通機構を確立する目的もありました。</p>
<p>ある家庭の主婦といっても１８歳ぐらいの女性ですけど販売員になることを決めるんですね、でも知り合いに物を売ったという経験もありませんし、研修を積んでいざ本当に売りに出かけるという段階になると途端に消極的になり、自信が揺らいでやっぱり無理です、となってしまうんですね。</p>
<p>それを研修期間の間付き添っていた教官と共に励まされ実際にセールスを行いに知り合いの家まで行くんです。ぎこちないながらもなんとか幾分かのセールス、生活必需品などを売り抜けたその販売員の女性はほっとしていました。</p>
<p>物を購入した側から見れば、知り合いの女性だし生活必需品をやすく買えるとなって重宝しているみたいですし、販売員の女性のほうも少しばかりの収入が家計を助けるといって喜んでいました。</p>
<p>見ていてですね、こうやって貧困的な生活、非衛生的な生活から文明という社会の生活様式へと知らず知らずの間にはまっていってしまうのだろうなぁ、とおもいました。もちろん生活自体が便利、衛生的にも清潔になることはいいことですけど、そこに入り込んでいくオランダ、イギリス資本を不気味に感じました。</p>
<p><strong>インドの農村市場、激化する競争</strong></p>
<p>他にも番組ではインド社会に浸透しつつあるラーメンについての取材を紹介していました。 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%AC">ネスレ</a>という欧米資本がここでも早くから進出しています。</p>
<p>日本からも <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B8%85%E9%A3%9F%E5%93%81">日清食品</a>がインド社会のラーメン市場に食い込もうと努力しています。価格は４ルピーイコール１０円。インド日清の多部さん曰く、ネスレが確立してしまった市場に入り込んでいくことは大変だそうです。</p>
<p>インドでは先行者利益というものがあり、８年前にネスレはラーメンの進出を果たしました。今日、インドではラーメンブランドの代名詞といわれるほどの認識度を達成しており、市場を独占、最初の商品がもっとも指示される、印象強いという影響となって日清食品の戦いを拒んでいるそうです。先行者利益ということでインドの消費者は様々な商品に触れる機会が少ないというのも特徴にあげていました。</p>
<p>これもそうですね、生活が便利になればなるほど、欧米の先進国が抱える現代病といわれる近代化による病気に人々は犯され始めます。</p>
<p><strong>インド総合商社</strong></p>
<p>ここまでインドの農村部で起きている生活者の消費関係の事柄を見てきましたが今度は農村部で代わりつつある生産者側の変化の兆しを取材しています。以前でしたら農家は収穫した作物を次のような販売ルートを利用していました、というか利用せざるを得ない状況でした。</p>
<p>農家→公設市場→仲買人（手数料を取られる）→ ITC（ <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/ITC_Limited">ITC Limited</a>）</p>
<p>農家は仲買人に安くたたかれるため、常に不満を抱えていました。そこを ITC が新たな戦略を持って開拓。農家の人々を巻き込んで市場を独占しようというビジネスモデルを立ち上げたのです。単純にいうと次の通り。</p>
<p>農家→ ITC</p>
<p>つまり直接取引きです。直接農家からの収穫された作物を ITC が買い付けるというものです。農家は公設市場を使う必要はありませんが、農家にはそこの場を利用するしか他に売る場所がありません。そこで登場したのがインターネット利用という方法でした。</p>
<p><strong>インターネット利用、買い取り価格</strong></p>
<p>[quote1]</p>
<p>ITC は農村に衛星アンテナを使ってインターネットを利用できる場を提供します。ここの施設は太陽電池を利用していて静電防止に役立てています。 ITC 側は次のように考えました。</p>
<p>仲買人を通さないためその分の手数料を農家に示す購入価格に上乗せできる。つまり価格設定を高めにできます。農家にとっては好条件です。</p>
<p>このような環境を提供すれば農家は ITC に売るだろうという仮説をたて、パソコンなどの使い方を一から教えました。農家の飲み込み方は早かったといいます。</p>
<p>ある日、小麦の出荷を控え農家の人たちが村の電子集会所に集まります。皆でパソコンを取り囲んでインターネットで小麦価格探り、高めの値をつける ITC に売ることができました。農家の人たちはこれを利用することで確実に収入を得ます。そしてその収入は増えます。同じように場を提供した ITC も利益を出す、という仕組みです。</p>
<p><strong>農村向けショッピングモールの誕生</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4623051773/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="離陸したインド経済―開発の軌跡と展望" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2009/05/0028.jpg" alt="離陸したインド経済―開発の軌跡と展望" width="240" height="240" align="right" /></a>ここからがすごいんですけど、 ITC は農家向けショッピングモールを建設するんですね、 ITC の農産物買取のすぐ隣にです。</p>
<p>取引を終えた農家はそのショッピングモールの中へと自然に足が向かいます。というのも農家が売り払った農作物の代金受け取り場がそのショッピングモールの中にあり、そのままその場で買い物ができるという仕組みというか、すべて農家から吸い取ってしまおうというか、まぁ本人たちが幸せそうでしたからいいんですけど。</p>
<p>そしてそのショッピングモール内商品の多くは ITC ブランドです。携帯電話、家電製品、オートバイ。ある家庭の主婦はテレビが家に来たことをものすごく喜んでいました。日本もかつてこのような時代がありましたね。それをインドの農村部は今体験しているんです。</p>
<p>この ITC の戦略、農家を豊かにすれば企業も儲かるという動きは加速しています。インドの農村市場ですけど、７年後には４０兆円を超える見込みとか。伝統的な生き方変えてしまう勢いで広まっているそうです。</p>
<p>そして今 ITC が考えているのがこのビジネスモデルを世界に展開するというもの。世界４０億人の貧困層、アフリカ、アジア、世界の将来的には２５カ国にビジネスモデルを応用できると考えています。</p>
<p><strong>日本での動き</strong></p>
<p>日本でも <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%B2%E7%94%A3%E7%89%A9%E7%9B%B4%E5%A3%B2%E6%89%80">農産物直売所</a>、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88">ファーマーズマーケット</a>という仕組み、どんどん広がっていくとおもいます。食の安全関係の暗い事件が相次いだだけに消費者の感覚といったらとにかく信用できるもの、という要求が強くなっているのではないでしょうか？</p>
<p>農業だけではありません。この前の NHK 「 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E7%8F%BE%E4%BB%A3">クローズアップ現代 </a>」では鮮魚の新流通という特集を組んでいました。</p>
<blockquote><p>大手スーパーが漁船の魚を一艘丸ごと買うという新たな産地直送販売を始めた。これまで値段がつかなかった小魚も新鮮さを武器に売り場に並ぶ、鮮魚流通の最前線を追う。</p>
<p>「食卓が変わる？　鮮魚の新流通　鮮魚の流通」で今、大きな変化が起きている。これまでは漁業者→漁港の卸→仲買→消費地の卸→仲買→小売店という何重もの流通業者を経ていたが、大手スーパーチェーンが漁港での直接買い付けを本格的に始めたのだ。</p>
<p>今や鮮魚の購買は量販店が７割を占め、長年続いた鮮魚流通の &#8221; 革命 &#8221; と注目されている。 背景にあるのは、食の安全や新鮮さへの消費者ニーズ。複雑な流通経路の鮮魚は、鮮度や衛生面などの安全性が確認し難い傾向があった。また燃料高騰などで苦況に立つ漁業者側も直接取引を大歓迎。流通業者を通さないことで、収入増が見込まれるためだ。</p>
<p>一方、流通業者は、これまで以上に存在意義を問われている。中には、中小スーパーや鮮魚店との連携を強化して生き残りを図るところも現れた。激変する鮮魚流通の最前線と、私たちの食卓がどう変わるのか検証する。</p>
</blockquote>
<p>ここでもフラット化が起きているんですね。</p>
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		<item>
		<title>インドとパキスタンを煽っているのは誰だ、その２ &#8211; わくわくする未来構築へ</title>
		<link>http://www.ebigbridge.com/2008/12/08/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%a8%e3%83%91%e3%82%ad%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%82%92%e7%85%bd%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%af%e8%aa%b0%e3%81%a0%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%ae/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=%25e3%2582%25a4%25e3%2583%25b3%25e3%2583%2589%25e3%2581%25a8%25e3%2583%2591%25e3%2582%25ad%25e3%2582%25b9%25e3%2582%25bf%25e3%2583%25b3%25e3%2582%2592%25e7%2585%25bd%25e3%2581%25a3%25e3%2581%25a6%25e3%2581%2584%25e3%2582%258b%25e3%2581%25ae%25e3%2581%25af%25e8%25aa%25b0%25e3%2581%25a0%25e3%2580%2581%25e3%2581%259d%25e3%2581%25ae</link>
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		<pubDate>Tue, 09 Dec 2008 01:56:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>
		<category><![CDATA[フラット化する世界]]></category>

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		<description><![CDATA[インドのイスラム教徒 インドの歴代大統領のうち２人がイスラム教徒で、退職のＡ・Ｐ・Ｊ・アブドゥル・カラム大統領はその一人だ。アブドゥル・カラムはインドの核ミサイル開発計画の父でもある。 インドの最高裁判所にはイスラム教徒 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0077.jpg" width="240" />
		</p><p><strong>インドのイスラム教徒</strong></p>
<blockquote><p>インドの歴代大統領のうち２人がイスラム教徒で、退職のＡ・Ｐ・Ｊ・アブドゥル・カラム大統領はその一人だ。アブドゥル・カラムはインドの核ミサイル開発計画の父でもある。</p>
<p>インドの最高裁判所にはイスラム教徒の女性裁判官がいる。サウジアラビアでは女性が車を運転することすら許されないのに。</p>
<p>インドの州知事にも、女性を含めたイスラム教徒が何人かいる。インドで最も裕福な人物でフォーブスの世界長者番付の上位を占めているイスラム教徒といえば、インドの最重要ＩＴ企業ウィプロのアジム・プレミジ会長だ。</p>
<p>２００１年のアメリカのアフガニスタン侵攻の直後に私がインドへ行ったとき、有名女優で国会議員でもあるイスラム教徒ジャバナ・アズミと、ニューデリー最大のモスクの宗教指導者との討論を、インドのテレビ局が放映していた。宗教指導者は、インド人イスラム教徒に、アフガニスタンへ行き、アメリカと戦う聖戦に参加するよう呼びかけた。</p>
<p>アズミは生中継の討論で宗教指導者を激しく非難し消え失せろという趣旨のことをいった。聖戦がやりたければカンダハルに自分が行けばいい。インドのイスラム教徒を焚きつけるのはやめなさい。そんなことをいってもアズミが無事でいられたのはなぜか？　答えは簡単。イスラム教徒の女性であっても、意見を率直にいう力をあたえ、宗教指導者の親玉にも手出しができないような環境にいるからだ。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<ul>
<li><a href="http://www.ebigbridge.com/2006/11/16/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e5%8c%96%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%96%e7%95%8c-%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%81-2/">フラット化する世界 &#8211; トーマス・フリードマン、その１</a></li>
<li><a href="http://www.ebigbridge.com/2006/11/17/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e5%8c%96%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%96%e7%95%8c-%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%81/">フラット化する世界 &#8211; トーマス・フリードマン、その２</a></li>
</ul>
<p>民主主義が完璧かどうかなど、僕にはわからない。しかし、イスラム教徒の女性であっても意見を率直に言える環境というのは開かれた社会であり、英語で言うところの Openness は社会の風通しをよくしてくれる。</p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313775/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="フラット化する世界 [増補改訂版] (上)" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0076.jpg" alt="フラット化する世界 [増補改訂版] (上)" width="240" height="240" align="right" /></a>社会の至るポジションで活躍するイスラム教徒の存在を知ることは、人々に希望を抱かせる。自分もあのようなひとたちに近づきたいという気持ちは自分を律することに繋がるだろうし、目標とする方角は違ってもポジティブなエネルギーを生むことは確かだと思う。</p>
<p><strong>アラブ諸国政権の問題点</strong></p>
<blockquote><p>原因の一つは、アラブ・イスラム教国の政府が、過激派に対抗して思想面で論陣を張るのを避けていることだろう。アラブ諸国の政府は、イスラム・レーニン主義者を逮捕して投獄することには熱心だが、現代的・進歩的なイスラム教解釈によってイスラム・レーニン主義者を迎撃するのにはひどく消極的だ。なぜなら、アラブ・イスラム世界の指導者は、ほとんどといっていいくらい、正統な国家指導者ではないからだ。</p>
<p>軍事力で権力の座に就いたために、穏健で進歩的なイスラム教徒として認められておらず、正統的なイスラム政権ではないと強硬なイスラム宗教指導者から非難されたらひとたまりもないという認識がある。だから、アラブ諸国の政権は、過激派に本気で対処せず、投獄するか、金をあたえて外国へ追い払う。そのため、たちの悪い宗教的・政治的空白が生じる。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>既得権益、というものはどこの世界でもどこの国でも存在するらしい。権力の座に固執するものは自分が失脚するという想像が恐ろしい。それがどんどん独裁制的体質を生み出し、結局は身内から足をすくわれるというケースになる。怪しいものは自分から遠ざける。これでは社会が動かない。</p>
<p><strong>若いイスラム教徒の心理的葛藤と自尊心喪失</strong></p>
<p>[quote2]</p>
<blockquote><p>困ったことに、ビン・ラディン一派がアラブ・イスラム教徒から信者を勧誘するのは、きわめて簡単だ。アラブ・イスラム教徒の若者多数が、ことにヨーロッパで、半分だけフラットな世界に住んでいることが、一つの原因ではないだろうか。</p>
<p>この若者たちは、イスラム教こそ唯一の神の完全な言葉を伝えるもので、予言者ムハンマドは最後にして、完璧なる伝道者である、と教えられて育つ。これは批判ではない。イスラム教の信者としての自己認識の根底がそこにあると指摘しているだけだ。</p>
<p>しかし、フラットな世界で、こうした若者、とくにヨーロッパに住む若者が、世界におけるアラブ・イスラム世界を見ると、さまざまな面で地球上のほかの地域より遅れているのが目に留まる。他の文明社会のようには繁栄しておらず、民主的でもない。どうしてそうなのか？　若いアラブ・イスラム教徒は自問せざるをえない。われわれの宗教は、信仰、政治、経済まですべてを網羅する優れた教えであるはずなのに、なぜ異教徒のほうがずっといい暮らしをしているのか？</p>
<p>多くのアラブ・イスラム教徒の若者の認知的協和 &#8211; 矛盾した考えが同時に存在することが原因の心理的葛藤 &#8211; の源は、そこにある。この心理的葛藤と自尊心喪失が怒りに火をつけて、一部の若者が暴力的な組織に加わり、激しく世界に襲いかかる。</p>
<p>普通の人々が、アルカイダのような過激組織を消極的に支持するのも、こういった矛盾する感情が原因だろう。それに、世界のフラット化によって、アラブ・イスラム地域が他の地域に比べて遅れていることが、とうてい無視できないくらいはっきりするので、この心理的葛藤は一段と強まる。この矛盾を黙殺するのは不可能になったので、アラブ・イスラム世界の知識層は、非常なくらい率直に後進性を指摘して、解決策を要求し始めた。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>破壊しようとするのか、それとも異なった環境へとアジャストするための努力の一歩を踏み出すのか？　イスラム教、イコールテロリストという雰囲気が醸成されようとしている社会の中、イスラム教を信じても充分に豊かになれるんだ、と実感が持てるようにするためにはどうしたらいいのだろうか？（ <a href="http://www.ebigbridge.com/2008/10/24/%e3%83%90%e3%83%a9%e3%82%af%e3%83%bb%e3%82%aa%e3%83%90%e3%83%9e%e3%81%8c%e7%ab%8b%e3%81%a1%e5%90%91%e3%81%8b%e3%81%86%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ae%e3%81%aa%e3%82%8b%e4%bb%8a%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%a1/">バラク・オバマが立ち向かうことのなる今のアメリカ社会とは？ </a>）</p>
<p><strong>世界の一員になろうとする試み</strong></p>
<blockquote><p>前向きなイマジネーションを現実に変えられるような環境を若者に与える。不満を持っている若者に、裁判官を山羊一頭で買収しなくても法廷できちんと不満を裁いてもらえるような環境を与える。起業家精神に富む発想を推し進めて、金持ちになり、創造的な人間になり、国民の尊敬を集める人間になれるような環境を与える。出自などには関係なく、苦情や思想を新聞で発表できる環境を与える。誰でも大統領になれるような環境を与える。そうしたらどうなるか？</p>
<p>世界を粉みじんにしたくはならないだろう。世界の一員になろうとするはずだ。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」）</p>
</blockquote>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532313783/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="フラット化する世界 [増補改訂版] (下)" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0077.jpg" alt="フラット化する世界 [増補改訂版] (下)" width="240" height="240" align="right" /></a>キーはやっぱりどこの世界、どこの国でも若者なんだろうなぁ。それぐらい若者の信じる力というか、純真な心もそうだけど、人々を駆り立てる行動を起こせる希望なのかもしれない。</p>
<p>フラット化する世界の影響はイスラム教だけに存在するのではない。アメリカにも日本の社会にも存在しているのだ。</p>
<p><strong>イマジネーションの効用</strong></p>
<blockquote><p>世界をフラットにするやり方は二つある。一つはイマジネーションを使って、他人を同じレベルまで引き上げるというものだ。もう一つは、イマジネーションを使って、他人を同じレベルまで引きずり落とすというものだ。</p>
<p>デビット・ニールマンは、楽観的なイマジネーションと、フラットな世界の簡単に利用できるテクノロジーを使って人々を引き上げた。想像もしていなかったような新航空会社を立ち上げて成功させ、利益の一部を従業員の災害救援基金にふりむけた。</p>
<p>ウサマ・ビン・ラディンとその弟子たちは、歪んだイマジネーションと、同じフラットな世界のツールを使い、奇襲攻撃を仕掛けて、アメリカの力の象徴であるツインタワーを自分達のレベルに引き落とした。さらに恐ろしいのは、宗教の名を借りて、資金をつのり、この大惨事をもたらしたことだ。</p>
<p>「グローバリゼーションという原始の沼から、二種類の遺伝子が生まれた」インフォシスのナンダン・ニレカニ CEO はいう &#8211; 一つはアルカイーダであり、もう一つはインフォシスやジェットブルーだ。「だから、われわれは、良い突然変異種を増やし、悪い突然変異種を駆逐する努力をしなければならない」</p>
<p>大賛成だ。この地球が破壊されてしまわないために、心してそういう努力をすることが、最も重要であるかもしれない。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p><strong>揚げ足取り社会、日本</strong></p>
<div class="woo-sc-quote"><p></p></div>
<p>もう一度言おう。フラット化する世界の影響はイスラム教だけに存在するのではない。アメリカにも日本の社会にも存在しているのだ。他人を同じレベルまで引きずり落とすという人間がなんと日本の社会には多いことか！　他人を同じレベルまで引き上げる、という行為を恐れる人は自分自身に対して努力をしていない人だ！</p>
<p>そういう知的に怠惰な人はどんどん淘汰されていってしまう。そこで八つ当たり的に自分の不満を他人に社会に対して吐き出しても、そこからは建設的なものは何も生まれない。こういう社会は不健康だし、多くの日本人がきっと自分とは関係ない、と思っていることであろう。</p>
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		<title>インドとパキスタンを煽っているのは誰だ、その１ &#8211; インドのイスラム教徒</title>
		<link>http://www.ebigbridge.com/2008/12/07/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%a8%e3%83%91%e3%82%ad%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%82%92%e7%85%bd%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%af%e8%aa%b0%e3%81%a0%e3%80%81%e3%81%9d%e3%81%ae-2/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=%25e3%2582%25a4%25e3%2583%25b3%25e3%2583%2589%25e3%2581%25a8%25e3%2583%2591%25e3%2582%25ad%25e3%2582%25b9%25e3%2582%25bf%25e3%2583%25b3%25e3%2582%2592%25e7%2585%25bd%25e3%2581%25a3%25e3%2581%25a6%25e3%2581%2584%25e3%2582%258b%25e3%2581%25ae%25e3%2581%25af%25e8%25aa%25b0%25e3%2581%25a0%25e3%2580%2581%25e3%2581%259d%25e3%2581%25ae-2</link>
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		<pubDate>Mon, 08 Dec 2008 02:40:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>
		<category><![CDATA[フラット化する世界]]></category>

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		<description><![CDATA[インドのイスラム教徒 非イスラム教徒インド人が主な出資者となっている英語版全国紙「エイジャン・エイジ」のイスラム教徒編集委員Ｍ・Ｊ・アクバルは、私にこう説明した。「一つクイズを出しましょう。この５０年間、持続的な民主主義 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0080.jpg" width="240" />
		</p><p><strong>インドのイスラム教徒</strong></p>
<blockquote><p>非イスラム教徒インド人が主な出資者となっている英語版全国紙「エイジャン・エイジ」のイスラム教徒編集委員Ｍ・Ｊ・アクバルは、私にこう説明した。「一つクイズを出しましょう。この５０年間、持続的な民主主義の恩恵をこうむっている唯一の大きなイスラム教徒コミュニティーは何か？</p>
<p>答えはインドのイスラム教徒です。インドでイスラム教徒が栄えている、などというつもりはありません。</p>
<p>緊張、経済的差別、アヨーディヤーのモスク破壊（１９９２年にヒンドゥー教徒の民族主義者が行った）のような挑発行為はあります。しかし、インド議会は世俗的であり、優秀な人材を提供できるコミュニティーにはきちんと経済発展の機会を与えています。</p>
<p>だから、インドではイスラム教徒のミドルクラスが増えつつあり、全体として見た場合、非民主的なイスラム国の多くで見られるような、根の深いもつれた怒りがくすぶるようなことはありません。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3">トーマス・フリードマン </a>著書の「 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C">フラット化する世界 </a>」からの引用だけど、僕は随分前にその書評を書いた。ほとんどの引用が下巻からのもので、そのほとんどの内容がフラット化社会におけるイスラム教徒やテロリズムについての記述だった。それほどインパクトがあったというか、大事だと思ったのである。</p>
<ul>
<li><a href="http://www.ebigbridge.com/2006/11/16/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e5%8c%96%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%96%e7%95%8c-%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%81-2/">フラット化する世界 &#8211; トーマス・フリードマン、その１</a></li>
<li><a href="http://www.ebigbridge.com/2006/11/17/%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e5%8c%96%e3%81%99%e3%82%8b%e4%b8%96%e7%95%8c-%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%81/">フラット化する世界 &#8211; トーマス・フリードマン、その２</a></li>
</ul>
<p>その「 フラット化する世界 」の中にももちろんインドに住んでいるイスラム教徒についての記述がされている。</p>
<p>今回読み返してみて、改めて大事であるというか、ニュースからの情報だけでは偏った情報に固まってしまう危険性もあったので、自分の頭の中を整理しなおすという意味でもう一度、本書の中のインドに住んでいるイスラム教徒および、フラット化する社会におけるテロリズムなどについての記述を探してみた。</p>
<p><strong>イスラム教徒の人口世界２位はインド</strong></p>
<blockquote><p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756906028/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="イスラムのことがマンガで3時間でマスターできる本―日本人イスラム教徒が語る" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0078.jpg" alt="イスラムのことがマンガで3時間でマスターできる本―日本人イスラム教徒が語る" width="240" height="240" align="right" /></a>イスラム教徒の人口が最も多いのはインドネシアだが、第２位は、サウジアラビアでもイランでもエジプトでもパキスタンでもない。インドが第２位である。イスラム教徒１億５千万人というのは、パキスタンよりも多い。</p>
<p>９．１１に関して、実に興味深い統計がある。わかっている範囲では、アルカイダに参加しているインド人はひとりもいないし、９．１１後にグアンタナモに設営された収容所にもインド人はいない。イラクで聖戦士たちとともに戦うインド人イスラム教徒もいない。なぜだろう？</p>
<p>圧倒的に多数のヒンドゥー教徒が支配するインドで、マイノリティーのインド人イスラム教徒が自分たちの問題をアメリカのせいにして、飛行機でタージ・マハールや英国大使館に突っ込んだという記事を新聞で目にすることがないのは、どうしてだろう？　（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>実際には起こってほしくない現実が、先月の終わりに<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E5%90%8C%E6%99%82%E5%A4%9A%E7%99%BA%E3%83%86%E3%83%AD">ムンバイ同時多発テロ</a>という形で現れた。パキスタンとインドの緊張を煽って何を狙っているのだろうか？</p>
<p>このようなテロが起こると一番困るのは日々の生活がとても不便になるということだと思う。実際、ニューヨークで起こった<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%8C%E6%99%82%E5%A4%9A%E7%99%BA%E3%83%86%E3%83%AD%E4%BA%8B%E4%BB%B6">アメリカ同時多発テロ事件</a>の後の、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%90%8C%E6%99%82%E7%88%86%E7%A0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6">ロンドン同時爆破事件</a>の際に公共施設やさまざまな交通機関で安全対策ということになり、かなりの緊張と社会的ストレスを感じたことを覚えている。</p>
<p><strong>日常生活に空気のように存在する信頼</strong></p>
<p>社会にある信用とか信頼、毎日の何気ない日常、当たり前のように存在利用している普通の生活環境というものがどういうことかわかるだろうか？</p>
<p>[quote1]</p>
<blockquote><p>イスラム過激派・原理主義者が西側世界に目を向けるとき、われわれの開放的なところばかりを見て、それが退廃でふしだらと見なす。ブリトニー・スピアーズやジャネット・ジャクソンのかもしだすような開放性ばかりを見るからだ。</p>
<p>われわれの開放性の本質は、思考と探究の自由であり、それが強い力をあたえ、ビル・ゲイツやサリー・ライドを生み出しているのだが、イスラム過激派・原理主義者は、それを見たくないし、目を向けないようにしている。</p>
<p>そして、墜落だと意図的に決め付ける。なぜなら、開放性、女性の権利向上、思考と探求の自由が、西欧の経済力のほんとうの源であるとすると、アラブ・イスラム世界も変わらざるをえなくなるからだ。だが、原理主義者や過激派は、変革を望まない。</p>
<p>イスラム過激派は、開放性という脅威を撃退するために、社会を開かれたものにし、イノベーションし、フラット化する源、つまり信頼を、意図的に攻撃している。自動車、航空機、テニスシューズ、携帯電話などの日常的な道具を無差別な暴力に悪用することで、信頼を弱めようとする。</p>
<p>朝、オフィス街で駐車するとき、われわれは隣の車が爆発することなどないと信頼している。ディズニー・ワールドへ行った時、ミッキーマウスの気ぐるみを着た男がその下に爆弾を巻きつけていることはないと信頼している。ボストンからニューヨークへ向かうシャトル便に乗るとき、隣の座席に座った外国人留学生のテニスシューズが爆発することはないと信頼している。こうした信頼がなければ、開かれた社会はありえない。開かれた社会のすべての開かれた部分を警官に巡回してもらうことなど、不可能だからだ。</p>
<p>信頼がなければ、フラットな世界もありえない。信頼があって初めて、壁を打ち倒し、障壁を取り除き、国境での摩擦をなくすことができる。サプライチェーンを通じ、１０人、１００人、１，０００人のほとんど顔を合わせたこともない相手との取引を可能にするフラットな世界では、信頼は不可欠である。無差別テロにさらされると、開かれた社会での信頼は失われてゆき、壁が築かれ、堀が作られるようになる。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>今回のムンバイ同時多発テロで一番被害を被っているのはインドに住んでいるイスラム教徒の人々だと思うことは容易に想像できる。誰かがインドとパキスタンの外から２つの国の関係を煽っているのだろう、自分たちが有利な展開になるような環境作りのために。</p>
<blockquote><p>ムンバイ（インド西部）矢野純一】インド西部ムンバイで起きた同時多発テロで、地元のイスラム教徒に動揺が広がっている。ヒンズー教徒が多数派のインド で、イスラム教徒は経済成長から取り残され、生活も貧しいまま。こうした現状への不満が事件の背景にあると指摘されるが、イスラム教徒たちは「イスラム犯行説」に困惑する一方、口々に「テロは断じて許せない」と語る。</p>
<p>テロの現場の市中心部から北へ約１０キロ。イスラム教徒約１５万人が暮らすバンドラ・パラックナガ地区へ入ると、舗装が途切れ、トタンやブロックを積み上げた粗末な家並みに変わる。ゴミが散乱し、すえたにおいが漂う。</p>
<p>厳しい戒律を守って生きるイスラム教徒は、生活習慣の違いなどからインド社会では浮いた存在だ。雇用拒否などの差別を受け、地域住民の７割はイスラム教徒内だけで完結する商売についている。</p>
<p>それでも事件後、同地区のモスク（イスラム礼拝所）では、犠牲者を悼みヒンズー、イスラム両教徒が平和に暮らせるようにと祈りがささげられている。アブドル・サッターさん（６２）は「無実の人を殺すテロリストがイスラム教徒だとしても、我々は彼らを許さない」と話した。（<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081204-00000011-maip-int" target="_blank" class="broken_link">インドテロ　動揺するイスラム教徒　犯人視に「報復怖い」</a>）</p>
</blockquote>
<p><strong>矛盾しているイスラム社会が目指す理想</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404710177X/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="テロリズムの罠 左巻  新自由主義社会の行方" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0079.jpg" alt="テロリズムの罠 左巻  新自由主義社会の行方" width="240" height="240" align="right" /></a>ではそのような環境とはどういうものなのだろうか？</p>
<blockquote><p>イスラム教徒の宗教指導者やイスラム過激派・原理主義者が望むような社会の形態というのはどのようなものなのだろうか？</p>
<p>イスラムの学校ではコーランは神の啓示を受けて書かれた書物であり、文学的批判や独創的な解釈は許されないとしている。この神聖な書物は丸暗記するものであって、現代の生活の要求やさまざまな機会に合うように改変されてはならない。しかし、独創的な解釈や批判的な意見を進んで受け入れるゆとりのある文化でないと、独創的な考え方はしぼむ。他の学者に引用されるような世界的に高いレベルの科学論文がアラブ・イスラム世界の大学でほとんど生み出されないとは、それが原因かもしれない。</p>
<p>・・・中略</p>
<p>ダルリンプルは述べている。「かりに西洋世界でシェイクスピアが、われわれが研究すべき唯一の課題、われわれの生活の唯一の指針であったなら、たちどころに精神的停滞あるいは後退に陥るだろう。</p>
<p>厄介なのは、イスラム教徒の多くが停滞と力を同時に望んでいることだ。七世紀と何一つ変わらない時代に戻りながら、二十一世紀を支配する。それこそが自分達の教義の生得権、神から人にあたえられた最後の契約であると信じている。彼らが七世紀という沈滞した池に浸かって、なんの進化もない静寂主義のもとで安閉としていてくれるのであれば、お互いになんの問題もない。双方にとって厄介なのは、イスラム世界が求める力は、自由な探求の成果であるのに、自由な探求もそれを許容する哲学や機関もそこに存在しないことだ。</p>
<p>イスラム世界はジレンマに直面している。大切にしてきた宗教をすてるか、人類の技術進化の最後尾の位置にとどまりつづけるか。どちらも望ましくない。現在の世界で力を得て勝者になりたいという願望と、宗教を捨てたくないという願望のあいだの緊張関係を解決するには、自分を爆弾として破裂させるしか方法がない、と考えている人々もいる。御しがたいジレンマにぶつかると、人は腹を立てる。そして攻撃する。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>これは非常に非現実的であるといってもいいのではないだろうか？</p>
<p>非現実的な社会を達成するためにイスラム世界がジレンマを抱えているとしたら、その内側で発生するであろうストレスは日々増幅するであろうし、その理不尽な社会から多くの不満を浴びるようにして育つ若者は多くの場合、そのような宗教指導者たちに利用されてしまうのだと思う。</p>
<p><strong>トルコやインドのイスラム社会</strong></p>
<p>[quote2]</p>
<blockquote><p>独裁政治の社会にイスラムが根づいている国は、それが怒りの抗議行動の媒体になる &#8211; エジプト、シリア、サウジアラビア、パキスタンなどがそうだ。</p>
<p>だが、民主的で多元的な社会にイスラムが根づいている国 &#8211; トルコやインド &#8211; などでは、進歩的なものの見方が広まっていて、さまざまな解釈をしっかりと聞ける場がある。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>トルコやインドはやっぱり同じイスラム教徒を多く抱えている国だけれど、ちょっと雰囲気が違う気がするのはどうしてだろうか？　トルコが一番いい例だとおもうけど、今のトルコは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E9%80%A3%E5%90%88%E5%8A%A0%E7%9B%9F%E5%9B%BD">欧州連合加盟国</a>になることを臨む支持層とイスラム圏の文化に固執しようとする大衆とに分裂している。</p>
<p>サッカーの <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/UEFA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0">UEFA チャンピオンズリーグ</a>を見てもわかるように、トルコから<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%95%E3%83%81%E3%82%A7">フェネルバフチェ</a>が唯一参加している。西側の文化や経済圏に近い位置にいることは確かだ。しかし、地理的に見ればわかるとおりイランやシリアと国境を接している現実をみれば、イスラム圏の影響を完全にはシャットダウンできないという関係性も抱えている。</p>
<p><strong>パキスタンへ行ったイスラム教徒</strong></p>
<blockquote><p>南アジアのイスラム教徒の友人が、前にこんな話をした。インドに住んでいたのだが、１９４８年に一族の半分がパキスタンへ行き、半分がムンバイに残った。大きくなってからその友人は父親に、インドに残った家族のほうがパキスタンへ行った家族よりもよい暮らしをしているのはどういうわけなのかとたずねた。父親は答えた。</p>
<p>「インドのイスラム教徒は、丘の上の大きな屋敷に住んでいる人たちを見て育ち、&#8221;お父さん、僕はいつかああいう人になるよ&#8221;という。パキスタンのイスラム教徒は、丘の上の大きな屋敷に住んでいる人たちを見て育ち、&#8221;お父さん、いつかあいつを殺してやる&#8221;という」（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p>この違いは何だろうね。片方はポジティブなエネルギー、プラスのエネルギーという陽の生命を感じるような雰囲気に満たされ、もう一方はネガティブなエネルギー、マイナスのエネルギーという破壊の雰囲気を感じる。</p>
<p>希望と絶望。人々はそのどちらの可能性からも危険な試みを起こそうとする。&#8221;ああいう人になるよ&#8221;と&#8221;あいつを殺してやる&#8221;とでは全くといっていいほど、生きていく意味が異なったものになってしまう。</p>
<p>こういう環境はきっとアメリカにも存在するし、日本にだって存在すると思われる。じゃなかったら時折ニュースで耳にする無差別的殺人事件なるものは起こらないと思うが、実際には社会が含む人々のイライラ感は、大きくなるばかりなのかもしれない。</p>
<p><strong>テロリズムは自尊心の欠乏から生まれる</strong></p>
<blockquote><p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047101788/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="テロリズムの罠 右巻  忍び寄るファシズムの魅力" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2008/12/0080.jpg" alt="テロリズムの罠 右巻  忍び寄るファシズムの魅力" width="240" height="240" align="right" /></a>この屈辱が重要な意味を持つ。テロリズムは金銭的欠乏から生まれるのではない、というのが私のかねてからの持論だ。テロリズムは自尊心の欠乏から生まれる。</p>
<p>屈辱が生み出す力は、国際関係においても人間関係においても、必要以上に軽視される。人や国家は、屈辱を味わうと、攻撃的になり、極度の暴力行為に熱中する。</p>
<p>アラブ・イスラム世界全般の現在の経済的・政治的後進性に、過去の栄光と宗教的優位という自己認識が交じり合い、アラブ・イスラム教徒が祖国を離れてヨーロッパに移住し、あるいはヨーロッパで成長する時に感じる非差別意識と疎外感がそこに加味されると、怒りという名の強いカクテルができあがる。（トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<p><strong>自尊心</strong></p>
<p>金銭的に恵まれていても不満を抱えている多くの大人が存在するように、もっと精神的なもの、自尊心の欠乏という真実が与える影響というものに、もう少し注意をそそぐべきであろう。自尊心が満たされていれば、つまり自分が自分自身に満足しているならばジェラシーという感情は沸き起こりにくいと思うのだがいかがだろうか？</p>
<p>自発的に努力をしている人間は強い。そのような人間は他人の足を引っ張ることなどしないであろう。&#8221;階段を下りるときには妻と共に、階段を上るときには友と共に&#8221;というように成功を目指すもの同士はお互いが上にいけるように、お互いを励まし上昇へと引っ張り合う。</p>
<p>しかし、そのように互いに研磨する環境において、もしその階段の上に光り輝く未来よりも、絶望という天井が見える範囲で存在するとしたら、自分の内心に秘めている希望の光は消えうせてしまうかもしれない。こういう環境がイスラム世界なのだろうか？</p>
<p><strong>視界が開けた先で見えたものは？</strong></p>
<blockquote><p>ビン・ラディンが新人テロリストを補充できる原因になっているこのやりきれない不満は、けっして薄れることはなく、むしろ強まっていくのではないかと懸念される。</p>
<p>これが昔であれば、見える範囲が壁や山や谷によって狭められていたから、民衆はよその地域の民衆との立場の違いなど知ることもなかったし、あまり関心も持たなかった。指導者はそこにつけ込むことができた。目に入るのは、せいぜい隣村だけだったからだ。しかし、世界はフラット化し、人々ははるか先まで見渡せるようになった。 （トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」参照）</p>
</blockquote>
<div class="woo-sc-quote"><p></p></div>
<p>テクノロジーの進歩や激動する経済の恩恵を受けるもの、それらから取り残されていく人々の差というのは益々大きくそして早くなるのかもしれない。</p>
<p>わくわくする未来を構築することができるか？　金銭的に恵まれていなくても自尊心を満たされる社会の形態とはどういうものなのだろうか？　またそのような社会は実現可能だろうか？</p>
<p>続く・・・</p>
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		</item>
		<item>
		<title>インドの経済成長ストラテジー、その３</title>
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		<pubDate>Mon, 29 Jan 2007 06:38:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>

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		<description><![CDATA[下の内容は、 大前研一通信の過去のインドにまつわる記事をいくつか抜粋したものである。 一冊毎月約８００円とちょっと高めなんだけど、十分にその価値はあるので２００１年頃からずっとお世話になっている。 ドバイからの飛行機路線 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/PICT0204.jpg" width="240" />
		</p><p>下の内容は、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%89%8D%E7%A0%94%E4%B8%80">大前研一</a>通信の過去のインドにまつわる記事をいくつか抜粋したものである。</p>
<p>一冊毎月約８００円とちょっと高めなんだけど、十分にその価値はあるので２００１年頃からずっとお世話になっている。</p>
<p><strong>ドバイからの飛行機路線がインドを変える？</strong></p>
<p>日本ではあんまり知られていないことだが、中東の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4">ドバイ</a>からインドの１５都市に飛行機が飛んでいる。</p>
<p>このことが何を意味するかというと、中央から全体に経済が大きくなって富が広がる、という戦略ではなく、インド各地域がそれぞれ外と結びついて独自の発展をしてゆく戦略らしい。インドのリーダーたちは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B1%E9%8E%94%E5%9F%BA">朱鎔基</a>による中国の成功を研究したのだ。</p>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%BF">コルカタ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4">ムンバイ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4">チェンナイ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB">ベンガルール</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%87%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89">ハイデラバード</a>などの知事は <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%BC">ニューデリー</a>を当てになどしないし、当てにしていたらいつまで立っても成長できないことを知っている。</p>
<p>日本のように中央政府から富を分け与えられるという受動型ではなく、みずから世界の富を呼び込む能動型に向かっていかなければ。これがインセンティブだ。北海道の夕張市は外と結びつくことを想像しただろうか？</p>
<p><strong>社会の底辺の人々に購買力が備わる時</strong></p>
<p>C ・ K ・プラハラード著「<a title="amazletlink" href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901234714/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank">ネクスト・マーケット「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)</a>」は多くの経営者に新しい角度から視野を広げることを求めるであろう。原書のタイトルは「 The Fortune at the bottom of the pyramid 」。</p>
<p>世界では一日２ドル未満で生活する人々が４０億～５０億人いるといわれているが、それらの最貧民国の活性化方法は何か？　購買力が乏しい、生活必需品しか買わない、低価格だからマージンが薄い、識字率や IT リタラシーが低い。これらのバイアスをもう一度疑ってみる必要がありそうだ。</p>
<p>当たり前だが単純に計算してみても一人１ドルは１０億人集まれば１０億ドルになる。例えばインドではシャンプー、石鹸、化粧品、お菓子やケチャップなど、さまざまな商品が一回使いきりのパックで売られているそうで、収入が不安定で日当暮らしが多い貧困層は、その日に必要なものだけを買う傾向が強いとのこと。</p>
<p>知らなかったが携帯電話加入者は２００３年下半期には月１５０万人ものペースで増えていたらしい。これは格安の頭金と基本料金のお陰らしいが、こちらの視線、つまり貧しいインドの人々が携帯電話を利用できるようになるまではまだ相当な時間がかかるだろうな、というバイアスは捨てなければいけない。</p>
<p>２００３年のお話だから今の２００７年はどうなのだろう？　中国のときのように固定電話よりも携帯電話が一気に広まることは間違いない。巨大な底辺のマスが動き出したのだ。</p>
<p><strong>メディカル・ツーリズム</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901234714/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/0274.jpg" alt="" width="240" height="240" align="right" /></a>ポイント１．インドは欧米並みの高度な医療設備・技術を持った病院が多い上、手術コストが欧米より格段に安い。この事実は知らなかった。</p>
<p>例えば心臓手術の場合、アメリカだと５万ドルかかるが、インドは５千ドル。肝臓移植はアメリカが５０万ドル（高い）でインドは４万ドル、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E9%AB%84%E7%A7%BB%E6%A4%8D">骨髄移植</a>もアメリカが４０万ドル（高い）でインドは３万ドル。たいがいの手術は１０分の１程度の費用で済むらしい。</p>
<p>今自分で数字を打っていて“安い！”と感じてしまった。これだったら日本からもインドの病院施設にお願いしたい人、たくさんいるであろう。</p>
<p>ポイント２．インドの主要病院グループは手術の成功率を公表している。インド最大手の病院チェーン「アポログループ」の場合、国内外で３８の病院を経営し、４千人の医師がいる。すごい！　心臓手術の施術数が５万５千件で成功率は９９．６％。腎臓移植や<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E6%B2%BB%E7%99%82" target="_blank">放射線療法</a>にも定業があるらしい。</p>
<p>「エスコーツ」は心臓外科と神経科の専門施設として有名で、国内外に１５の病院を経営している。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%AE%A1%E9%80%A0%E5%BD%B1" target="_blank">血管造影</a>治療で８万件以上の実績があり、心臓手術は施術数４万３千件以上で成功率は９９．２％。</p>
<p>「アラブィンド」は眼科専門の医療機関で、アメリカだと１６５０ドルかかる白内障の手術費が、なんとたったの１０ドル（昼飯代と同じぐらいか！）だという事実。</p>
<p>ここでも自分で数字を打っていて“安い”と感じてしまった。これじゃ、日本の病院に頼るよりも“インドへ行きましょう”という人が増えるだろうな。看護士とか人手不足の上、賃金も安く長時間労働を強いられるのであれば、ちょっと頑張って英語の勉強をすれば、多くの日本の患者さんに対してインドの施設へ預ける橋渡し的なビジネスを展開できると思うのだが、どうであろう？</p>
<p>ポイント３．アメリカやイギリスでは、医師の３割がインド人である。</p>
<p>ここがアメリカとかイギリスの患者が有利なところであろう。すでにインド人の医師に抵抗がないので、それならば本国へ行きましょうと、保険会社がインドの病院で手術を受けるツアーを企画、販売している。保険会社にしてみれば、往復の旅費プラス治療費込みでも十分インドのほうが安く付くのだ。</p>
<p>今日本の病院の経営は競争時代に入ったから、気が付いたらこのようなシステムを取り入れているところがグーンと大きくなっているんだろうな。</p>
<p><strong>中東ドバイの人材、目指せ西側の香港、シンガポールの都市モデル</strong></p>
<p><img style="margin: 10px;" title="ドバイ" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/PICT0204-300x248.jpg" alt="" width="300" height="248" align="right" />ポイント１．中国が遅れていたときの香港、 ASEAN 諸国にとってのシンガポールのようにインドのハブを目指せ。</p>
<p>ドバイがインドのサービス産業の先進モデルになり、ドバイに来ればインドのサービス産業のメリットを、より快適な環境下で享受することができるというコンセプトらしい。中東のドバイという都市国家はすごいです。</p>
<p>前に<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB" target="_blank">ディスカバリーチャンネル</a>でやっていたシリーズで“ Mega Construction ”というのがあり、中東のドバイを作っていく？　過程のエンジニアたちの奮闘の様子なんですけど、すごかったです！　海を埋め立てて造った都市国家なんですけど、ちょっとスケールが違いますよね。</p>
<p>ポイント２．ドバイを実質的に動かしているのは知的分野ではインド人。そのドバイのエンジニアはインド系の人がたくさんいましたね。</p>
<p>さて、今日本で NHK が放送しているインドのシリーズは今日で３回目、最終日だそうですが、どこら辺まで日本の人たちを開眼することができるのか？　こういうのも <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/YouTube">YouTube </a>とか <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/ITunes">iTunes </a>で見れるようになるといいんだけどなぁ。</p>
<p>まとめですが、今回紹介したインドをはじめ、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/BRICs">BRICs </a>に共通している点は、今のところ社会の格差が激しいこと。上にいけばいくほど教育に力を入れているのはどこも同じで、これは日本でも同じ事実だと思う。</p>
<p>ブラジルやロシアの金持ち連中はヨーロッパなどの教育機関へ子供を留学させることが多いし、英語の習得は当たり前でテクノロジーの分野でも明るい。中国も負けていない。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%84">ビル・ゲイツ</a>が以前中国を訪問した際に政府のお偉いさんと会うんだけど、ほとんどの政府閣僚がエンジニア系大学、または学部卒業ということで非常に話が早かった、ということを語っていたそうである。</p>
<p>エンジニア系の政府人が新しいテクノロジーは社会をこのように変える可能性があり、人々にこのような恩恵をもたらすでしょう、ということがすぐに判断でき、実行に移せる国と、既得権益がものごとを決める中心になっている国ではどちらが将来的に発展するだろうか？</p>
<p>知り合いの中国人の留学生の女の子が教えてくれたが、中国のエリートは小学生を卒業するとそこからの生活は睡眠３時間の生活スタイルになるらしい。日本はやっぱりアメリカのカナダになってしまうのかなぁ？</p>
<p>日本もきっとアメリカの会社と同じようにインド人を会社の経営に呼び込まないとやっていけなくなるでしょうね。</p>
<p>追伸：ガンダムの<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%A9%E3%82%A1%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%B3">ララァ・スン</a>はインド系ですよね！</p>
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		<item>
		<title>インドの経済成長ストラテジー、その２</title>
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		<pubDate>Sun, 28 Jan 2007 06:45:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>
		<category><![CDATA[フラット化する世界]]></category>

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		<description><![CDATA[インド人の向上心 インド人の向上心はすごい。そこには頑張ればそれなりの見返りが得られる、というとてつもないインセンティブが隠されている。少しでもいい暮らしがしたい、少しでもいい経済力を得て、次の目標へと進みたい。 日本で [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/0275.jpg" width="240" />
		</p><p><strong>インド人の向上心</strong></p>
<p>インド人の向上心はすごい。そこには頑張ればそれなりの見返りが得られる、というとてつもないインセンティブが隠されている。少しでもいい暮らしがしたい、少しでもいい経済力を得て、次の目標へと進みたい。</p>
<p>日本でもこのようなモチベーションを持つことは可能だろう。しかし、そのモチベーションのエネルギーが断然違うのだ。</p>
<p>考えてみるがいい。日本の当たり前のように整備され、とても便利な生活スタイルからこれ以上便利になるとしたらどれぐらいの優遇が用意されているだろうか？</p>
<p>格差社会、といわれるように中流や中流以下の人々がマジョリティーを占める日本社会でもアッパー・ミドル以上の生活では手に入れられる価値あるものに違いがあるのもわかる。</p>
<p>しかし、中流もローワー・ミドルもなんとか生きていけるだけの社会的インフラや社会的保障もインドのそれと比べたら贅沢なものなのかもしれない。日本では当たり前のように手に入る中流やローワー・ミドルの暮らしぶりも、インドの多くの下流に属する人々にはとてもとても贅沢なものだと思う。だからそこから這い上がるために自分を訓練する努力と強い意志が半端じゃない。</p>
<p><strong>インドの高校生</strong></p>
<blockquote><p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4" target="_blank">チェンナイ</a>どこの学校にもある大学受験コースでは、１２年生１００人が、奥行き１０メートル幅８メートルの派手な装飾の部屋に詰め込まれている。</p>
<p>天井で扇風機がまわっているが、室温は３５度以上で非常にくたびれる。木の教壇に立つムスクリシュナン・アルルセルバンが、黒板に三角形を書き、内角を記入して、マイクを使い、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BE%E4%BD%95%E5%AD%A6" target="_blank">幾何学</a>の定理を説明する。</p>
<p>午後１０時を過ぎているが、生徒たちは真剣に授業を聞いている。アルルセルバン先生が質問すると、生徒たちは声をそろえて答える。問題を与えられると、生徒たちはノートにかがみこみ、鉛筆をなめ、他の生徒よりも早く解こうとする。</p>
<p>こうした週７日の授業は、チェンナイの大学の理工系の学部を志望するインドのハイスクールの生徒にとって、ありふれた生活の一部になっている</p>
<p>・・・家に帰ると、ほとんどの生徒が甘く濃いコーヒーを飲んで、さらに何時間か勉強する・・・インドでは、子供を理工系の学部か医学部に入れることが、中流階級の家庭では使命に等しくなっている。（フラット化する世界参照）</p>
</blockquote>
<p>今の日本でこれと同じような環境を提供することはいろいろな理由から不可能であろう。</p>
<p>受験勉強、受験勉強と受験勉強一点張りの日本の教育システムに多くの人が疑問を抱いているからだと思われるが、仮に理工系の子供を育てる、という意味で同じように厳しい環境を用意しても、現代の日本の若者の中でどれほどの人が強いモチベーションをもって厳しい環境にあえて自分から進んで受け入れる子供がどれぐらいいるであろう？</p>
<p><strong>インド工科大学</strong></p>
<blockquote><p>インドでは、比較的多いエリート階級の間で科学、工学、医学の分野での教育が熱心に行われている。１９５１年、インド初代首相 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%BC">ジャワハルラール・ネルー</a>が、東部のカラグプルに <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E5%B7%A5%E7%A7%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6">インド工科大学</a>７校の最初の 1 校を設立したのは、不朽の業績といえよう。</p>
<p>それから５０年の間、何十万ものインド人がこの国立工業大学や私立の工業大学（および経営学を教えるインド経営大学６校）で学んできた。（フラット化する世界参照）</p>
</blockquote>
<p><img style="margin: 10px;" title="ジャワハルラール・ネルー" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/PICT0205-236x300.jpg" alt="" width="236" height="300" align="right" />インドの人口は１０億を超えるから、この競争によって並外れた数の知的エリート階級が生まれた。インド全体があたかも一つの工場のようになって、工学、コンピューター科学、ソフトウェアの分野で、きわめて優秀な人材を生産しては輸出した。</p>
<p>仮にインドの全人口の１０パーセントがエンジニアだとしよう。すると日本の全人口の人々がすべてエンジニア、というのと同じような（絶対にありえないが）、とてつもない競争力を手に入れることになるのだ。このような背景からコンピューター <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/2000%E5%B9%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C">2000 年問題</a>、いわゆる Y2K コンピュータ危機はインドに頼ることになった。</p>
<p><strong>コンピューター 2000 年問題</strong></p>
<blockquote><p>コンピュータの欠陥を修理するこの作業は、膨大な量だし、なおかつ手間ひまががかかる。それができるだけのソフトウェア・エンジニアを抱えている国はどこか？　答えはインドだった。 IIT や私立の工業大学やコンピュータ専門学校を出た技術者が、インドには有り余るほどいる。</p>
<p>・ ・・中略</p>
<p>デジタル化できるあらゆるサービス、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC" target="_blank">コールセンター</a>、ビジネス支援業務、知識労働を、世界のどこかの最も安く、賢く、有能な供給者に割り当てることが可能になった。</p>
<p>具体的にいうと、地球の反対側にいるインドの技術者が、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC" target="_blank">光ファイバー</a>接続ワークステーションを使って、企業のコンピュータの下に潜り込み、調整を行うことができるようになった。（フラット化する世界参照）</p>
</blockquote>
<p><strong>情報革命</strong></p>
<p>IT 革命よりも本当にすごいのは I 革命、つまり情報革命だと、このようなニュアンスのことを<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E7%94%B0%E6%9C%9B%E5%A4%AB">梅田望夫</a>氏が言っていたような気がする。</p>
<p>この情報革命とはもちろんグーグルがもたらしたもので、多分すべての革命が収まるまでこの革命はいろいろなところで起こり続けるとおもう。多分、２０２０年ぐらいまで。きっとそこまでの間にグーグルはインターネット上から手に入れることのできる OS を完成させているだろうし、それが牽引する形になって人々の情報に対する生活スタイルもすっかり落ち着いたもの、今の言葉でいえば <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/Web2.0" target="_blank">Web2.0</a> 的に適応していると思われる。</p>
<p>国という概念はなくなっているかもしれない。多くの人々が知識労働者へと適応しているかもしれない。そこから先は１０００年ぐらい、同じような感覚で続いていくんじゃないかな？　日本はどうなっているんだろう？　大丈夫だろうか？</p>
<p>フラットな世界に繋がることが可能になった世界中の発展途上国の国の人々は、先進国のミドルクラス並みの生活を手に入れようと、圧倒的な勢いで追いつこうとしている。</p>
<p>日本語は日本人にしか通じない、という事実がアドバンテージになるのか、それとも大きなデスアドバンテージになるのか、今のところわからない。もしかしたら時間稼ぎになるかもしれないし、もしかしたら世界の流れから取り残されることになるかもしれない。どちらにしろ、このトレンドに適応していくしかないのだ。</p>
<p><strong>ヨーガの国、インド</strong></p>
<p><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/YouTube">YouTube </a>から探してきた映像を紹介しよう。一つ目はインドのどこかの交差点の様子。とにかくすごい。なにがすごいのか？　まずは映像をご覧あれ。&#8212; <a href="http://www.youtube.com/watch?v=RjrEQaG5jPM" target="_blank">India Driving</a></p>
<p>どうして事故がおきないの？（多分、多少の事故は起こっていると思われるが）歩いて渡る人もいる。これがインドでは普通の感覚なのだろうか？</p>
<p>これを見ていてある考えが浮かんだ。もしかしたらインド人は他の民族に比べて右脳が発達しているのかもしれない。どういうことかというと、右脳には画面とかの映像をパッと一瞬で全体を捉える能力が備わっていることは良く知られいる事実ですよね。<a href="http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0&amp;action=edit&amp;redlink=1">フォトリーディング</a>とか <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E8%AA%AD">速読</a>はこの右脳の力を開発するんだけど、この右脳を鍛えるには、 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%85">禅</a>とか <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AC">ヨーガ</a>の <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9E%91%E6%83%B3">瞑想</a>がいいらしい。インドと言えば ヨーガの国ですよね。うーん、何かわけありのような？</p>
<p><strong>インド人タクシー運転手</strong></p>
<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569701450/bigbridge0d-22/ref=nosim/" target="_blank"><img style="margin: 5px;" title="考える力がつくフォトリーディング" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/0275.jpg" alt="" width="240" height="240" align="right" /></a>昔、元 F- １レーサーの <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E4%BA%9C%E4%B9%85%E9%87%8C">鈴木亜久里</a>選手のことを語っていたコメントで 鈴木亜久里選手はスタートしてすぐあとの混戦の状況判断が他の選手より遅い、というか劣るようである、という内容のことを言われていました。</p>
<p>一瞬にして混戦の中から状況判断をして第１コーナーに突っ込むことはもしかしたら右脳の能力が優れているほうが有利なのかもしれない。</p>
<p>将来、 F-1 レーサーにインド人が出てくるかもしれないが、インド人のタクシー運転手はマンハッタンですり抜けがめちゃくちゃ早いという噂は当たっている。インド人のタクシー運ちゃんが一番早く目的地まで届けてくれるという評判があるんだけど、まぁ、実際のところ早いには早いが、こっちもリラックスして乗っていられない。どこかにしがみ付いている腕に自然、力が入るのは言うまでもないであろう。</p>
<p><strong>インド人の感覚</strong></p>
<p>続いてもう一つのビデオ。ちょっと信じられない！&#8212; <a href="http://www.youtube.com/watch?v=jaEPZPXdowI" target="_blank">The Crazy Couple &#8211; India Train</a></p>
<p>僕はインドにはまだ行ったことないのでわからないが、インド人の感覚はこのようなものなのだろうか？　僕たちが知らないインド。大前研一通信から引っ張り出してきた過去の記事を次でまとめてみよう。その３（最終）へ続く・・・</p>
<ul>
<li>地域国家の集合体、ドバイからの飛行機路線がインドを変える？</li>
<li>Bottom of the Pyramid 、社会の底辺の人たちに購買力が備わるとき</li>
<li>メディカル・ツーリズム、白内障、心臓のバイパス手術はインドがお得？</li>
<li>中東ドバイの人材、目指せ西側の香港、シンガポールの都市モデル</li>
</ul>
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		</item>
		<item>
		<title>インドの経済成長ストラテジー、その１</title>
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		<pubDate>Thu, 25 Jan 2007 06:57:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>B-KOOL</dc:creator>
				<category><![CDATA[What's up, Japan?]]></category>
		<category><![CDATA[今の日本って大丈夫？]]></category>
		<category><![CDATA[インド]]></category>
		<category><![CDATA[フラット化する世界]]></category>

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		<description><![CDATA[インド証券取引所 先日、 CNN を見ていたら思わぬニュースが飛び込んできた。ニューヨーク証券取引所などがインドの証取へ出資するらしい。インド証券取引所（ National Stock Exchange of India [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="float:right; margin:0 0 10px 15px; width:240px;">
		<img src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/PICT0206.jpg" width="240" />
		</p><p><strong>インド証券取引所</strong></p>
<p>先日、 CNN を見ていたら思わぬニュースが飛び込んできた。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80">ニューヨーク証券取引所</a>などがインドの証取へ出資するらしい。<a href="http://www.nseindia.com/" target="_blank">インド証券取引所（ National Stock Exchange of India Ltd ）</a></p>
<p>これを見て“あぁー、やっぱりなぁ”とすぐさま思ったものだ。</p>
<blockquote><p>【ニューデリー＝小谷洋司】インドのナショナル証券取引所（ＮＳＥ）は 10 日、ニューヨーク証券取引所と米ゼネラル・アトランティック、ソフトバンク・アジア・インフラストラクチャー・ファンドの投資ファンド 2 社、米金融大手ゴールドマン・サックスの計 4 外資が同証取に 5 ％ずつ出資したと発表した。有力外資を株主に迎え、市場競争力を高める狙い。</p>
<p>ＮＳＥは<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80">ムンバイ証券取引所</a>（ＢＳＥ）に次ぐインド 2 大証取の一つ。約 1000 社が上場しており、時価総額は約 34 兆ルピー（約 90 兆円）。 4 外資は印国内金融機関 5 社からＮＳＥ株を取得した。取得金額はそれぞれ 1 億 1500 万ドル。</p>
</blockquote>
<p><strong>どうしてインドなのだろう？</strong></p>
<p>インドはまだ発展途上国であるし、いくら経済が成長しているといってもまだ国内のインフラも不十分でどこをとってもインドにあのニューヨーク証券取引所が出資する理由は見当たらないのが普通だろう。</p>
<p>しかし、すでに GE （ <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF">ゼネラル・エレクトリック</a>）がインドに<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80" target="_blank">原子力発電所</a>を設立・運営するつもりで進出しており、大きな都市ではインフラが先進国並みのレベルになりつつある。</p>
<p><strong>知的能力が発展した発展途上国、インド</strong></p>
<blockquote><p>GE の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%81">ジャック・ウェルチ</a>会長が１９８９年にやってきて、インドが GE に恩恵をもたらす知的宝庫だと知り、肝をつぶしたものです。ジャックはこういう言い方をしましたよ。「インドは知的能力が発展した発展途上国だ」</p>
</blockquote>
<p><img style="margin: 10px;" title="インド証券取引所（ National Stock Exchange of India Ltd ）" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/img0034.gif" alt="" width="197" height="71" align="right" />その通り、インドには世界中から投資資金を集める魅力がある。それはずばり、インド人の素質だと思う。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%B3">トーマス・フリードマン</a>著の「 <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E5%8C%96%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C">フラット化する世界</a>」にずいぶんとインド人の魅力というか威嚇がいたるところで記されている。</p>
<p><strong>分析業務の一部をアウトソーシング</strong></p>
<blockquote><p>「投資リサーチ会社は、これまでずっと大変なコスト削減に遭ってきたから、バンガロールで基礎的な企業分析をシフト制で行っている会社は多い」</p>
<p>ごく最近まで、ウォール街の大手会社は、有名アナリストたちに何百万ドルも支払って投資リサーチを行い、支払った額の一部を、優良得意先に分析情報を伝える証券営業部門や、投資を呼び寄せるための大げさな企業分析を活用することもある投資銀行部門に請求するというやり方をしてきた。</p>
<p>ニューヨーク州の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%BC">エリオット・スピッツァー</a>司法長官が、ウォール街の業務に調査のメスを入れ、さらに数度のスキャンダルが起きてからは、アナリストが投資を誘うために企業の業績を誇大に宣伝するのを防止するために、投資銀行業務と証券業務を厳密に分けなければならなくなった。</p>
<p>しかし、その結果、ウォール街の大手投資会社は、市場リサーチのコストの大幅削減を迫られた。しかも、そのコストはすべて証券部門が支払わなければならない。それば、バンガロールのような場所へ分析業務の一部を<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0" target="_blank">アウトソーシング</a>する誘因になった。ロイターの場合、ニューヨークやロンドンのアナリストへの報酬は８万ドルだったのが、バンガロールでは総額１万５千ドルですむうえに、インド人従業員は金融に明るく、意欲も高いことがわかった。</p>
</blockquote>
<p>これはアメリカで起こっていることで日本は英語が通じないからといっているととんでもないことになる。必ず日本でも同じようなことが起こる。</p>
<p><strong>専属遠隔重役アシスタント</strong></p>
<blockquote><p>顧客は２つの分野が多いという。</p>
<p>一つは大量の数字データを処理し、パワーポイントのプレゼンテーションを作成しなければならないアメリカの医療コンサルタント。もう一つはアメリカの投資銀行や金融サービス会社で、こちらは IPO （新規株式公開）や合併のメリットなどを説明するのに、グラフ入りの分厚い文書を用意しなければならない。</p>
<p>たとえば、合併の場合、ブリックワークは全般的な市場の情勢や動向に関する部分だけを担当する。それならインターネットで情報を拾い集めて、標準フォーマットでまとめられるからだ。</p>
<p>「買収金額を決めるのは、投資銀行の仕事です」と、クルカルニはいう。</p>
<p>「われわれは下のレベルの仕事をやる。市場に最も近いところ、重大な決断や経験が必要なところは、向こうがやります」</p>
</blockquote>
<p>これは専属遠隔重役アシスタントを行うブリックワークという会社のサービス。これもアメリカで起こっていることだが、かならず日本にもこのようなサービスが外から押し寄せてくる。何度も言うが、日本語だから大丈夫、ということは決してない。</p>
<p>さて、上の２つのような流れが社会の底辺で起こっていたとしたら、今回のニューヨーク証券取引所のインド証券取引所への出資というのはごく自然なもの。冒頭の“あぁー、やっぱりなぁ”という僕のニュースを知っての感想はここから来ている。</p>
<p>世界の市場を統合するかのようにニューヨーク証券取引所は欧州の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88">ユーロネクスト</a>と経営統合で合意したばかりだし、今回のニュースにはソフトバンクも絡んでいることからいずれ日本の金融マーケットもこれらの潮流に合わせることになるであろう。</p>
<p><strong>ユーロネクスト</strong></p>
<blockquote><div class="woo-sc-quote"><p></p></div>
<p>ニューヨーク証券取引所（ＮＹＳＥ）およびゴールドマンサックス、プライベート・エクイティ・ファンドのジェネラルアトランティック、およびソフトバンクグループが組成する投資ファンド「ソフトバンク・アジア・インフラストラクチャー・ファンド ( ＳＡＩＦ ) 」がインド証券取引所の株式２０％を取得する契約に調印した。１０日、インドナショナル証券取引所（ＮＳＥ）が発表した。<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/National_Stock_Exchange_of_India" target="_blank">National Stock Exchange of India</a></p>
<p>ＮＹＳＥの声明文によると、４社はそれぞれ５％ずつ取得することになり、ＮＹＳＥは５％株式取得に１億１，５００万ドル出資する予定であるという。ＮＹＳＥ代表取締役の John A.Thain 氏は声明文で、「ＮＳＥへの投資はＮＹＳＥの世界成長戦略の一環だ。ＮＹＳＥとＮＳＥ、および近い将来成立するＮＹＳＥユーロネクストが相互に利益を享受しあうことで、我々の世界戦略が拡大される」と述べた。現在ＮＹＳＥグループは ユーロネクスト買収手続きの最中で、世界的な金融取引グループを創設しようとしている。</p>
<p>最近インド政府は海外投資会社が同国証券取引所の株式を取得することを承認したため、今回の動きはこの流れを受けたものと見られる。ＮＳＥ代表取締役の Ravi Narain 氏も今回の４社による株式取得は「時宜にかなったパートナーシップ構築であり、ＮＳＥが今後世界市場へ進出していくための重要な第一歩となった」と述べている。（財経新聞社）</p>
</blockquote>
<p><strong>ディーラーが大量に解雇され始めた</strong></p>
<p><img style="margin: 10px;" title="ユーロネクスト" src="http://www.ebigbridge.com/wp-content/uploads/2007/01/PICT0206-300x221.jpg" alt="" width="300" height="221" align="right" />昨日のウォール・ストリート・ジャーナルでこの流れに影響を受けている人たちのニュースが載っていた。よくテレビとかで見かけることがあっただろう、ニューヨーク証券取引所フロアーで働くディーラーたちのことが記事に。</p>
<p>フロアーいっぱいに溢れ、投資家からの注文を通すために大声で叫んだり、人とぶつかり合いながら忙しく動いたりしているひとたちは、それこそある意味、マーケットの動向を表現する視覚であった。しかし、それらのディーラーが大量に解雇され始めたのだ。</p>
<p>要はオンラインで、インターネットを使って取引できるシステムに移行し始めて、それらの人は必要なくなってしまったというニュース。２００５年頃の活況も催していた頃の ニューヨーク証券取引所写真と、最近の人もまばらになったニューヨーク証券取引所フロアーの写真が載っていた。</p>
<p>ニューヨークの旅行者に提供しているニューヨーク証券取引所見学ツアーもその内なくなるだろう。多くの人は再就職さえ難しいという。</p>
<p>あるディーラーは自分の知識、経験を生かして YouTube へビデオ投稿し始めた。４２歳の Michael Carboni はコモデティーのトレーダー。YouTubeに投稿した彼のビデオを見た視聴者はそれこそオーストリアやシンガポールといったところからアドバイスを求めて電話をかけてくるそうだ。（<a href="http://jp.youtube.com/user/futuresanalysts" target="_blank">Short Term Trading Live With Oscar</a>）</p>
<p>最近、ニューヨーク証券取引所のトレーディング・ルームの一つが閉鎖されたために多くのトレーダーは明日は我が身と思いながら、その日が来るのを待ちうけている。</p>
<p>先進国の、それこそニューヨーク証券取引所のような大御所に出資の動機を起こさせるような潜在的な可能性を秘めたインドで何が起こっているのだろう？　インド人はどれほどすごいのか？　少しだけど、 トーマス・フリードマン著の「 フラット化する世界」から覗いてみよう。</p>
<p>その２へつづく・・・</p>
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