ジャパンブランド、卵でオンリーワン!”日本一”の卵の直売所、コッコファーム


ジャパンブランド、卵でオンリーワン!“日本一”の卵の直売所、コッコファーム

失われた10年、20年とネガティブな表現を日本経済、日本社会に当てはめることがある。確かにそのような部分もあるかもしれないが、皆が皆、全員が全員、ただ黙ってそのセリフを受け入れてきたわけではないと思う。私は「カンブリア宮殿」に登場する様々な会社経営者の生き様を観察してきて、ただではやっぱり日本人、転ばないなぁという思いを抱いている。

多くの個人はそのネガティブな潮流に流されゆくまま自分の身を任せ、他人も一緒だからいいや、とそのまま思考停止状態に陥る。私は危険だと思う。少数だが新しい社会の変化に対応しようと、または飽和状態の産業フィールドに新しい改革を起こそうとしている人間たちがいるという事実は勇気を与えてくれないだろうか?

日本社会はこれからも少しずつだか変わっていく。テクノロジーの進歩が社会に小さな変化を受け入れさせ、それが知らず知らずの内に標準化され、気がついたらあるテクノロジーなしの昔の社会の有り様を想像できないばかりか、受け入れることさえできないほど、社会が大きな舵転換をしたことに驚きを感じるであろう。

海外生活24年、日本人の感覚を持った視点で海外から日本の現象を観るととても新鮮で、これは新しい潮流へと成長する、というのが直感的に確信する機会が多くなる。私の今与えられた役目はこれらの真実を日本に住んでいる日本人の皆様に伝えることではないかと思っている。

余計なお世話! まぁまぁ、浦島太郎は何と言っているのか少しだけでも耳を傾けてみてはいかがであろうか? 日本人はもっと自信を持つべき!その理由を知りたいだろうか? 今回は「93万人が殺到!日本一の卵直売所、地方の未来を拓く驚きタマゴ戦略、コッコファーム」のお話である。

熊本県北部ののどかな農村地帯に、早朝から車や観光バスが押し寄せる場所がある。お目当ては、一箱に3キロも入った「朝取りたまご」だ!1200円もする箱入りの生卵が飛ぶように売れて行く…週末ともなると、その数なんと1日1000箱!実はこのコッコファームは、日本一の卵の直売所。鶏を飼育し生卵を売るだけでなく、鶏肉や卵を使った様々な加工食品を販売している。

卵サンドイッチやオムライスに厚焼き卵、スイーツなどなど…まさに“卵尽くしのビジネス”で年商27億円。率いるのは会長の松岡義博。20歳で養鶏業を立ち上げ、夫婦二人での行商から始めたという苦労人。厳しい競争にさらされてきた養鶏ビジネスで成功しただけでなく、地元の農業のために超ユニーク戦略を次々と打ち出す松岡。地方の未来を拓く、驚きの卵ビジネスに迫る!

日本一!卵の直売所

過疎の田舎に年間93万人!「生卵」に大行列の謎とは。朝取り卵3キロ、1200円、一箱に40個ほど入っている新鮮卵。これを目当てに開店前から行列ができるほどの人気商品。週末になると1日1000箱以上を販売する、コッコファーム。お客の反応は黄身がプリプリして美味しい、新鮮で美味しいとか上々で皆笑顔。中には大量にまとめ買いしていく強者も。

日本一の卵屋への道、常識破りのアイデア商法

規格外卵、大きさや色などが規格に沿わない卵のこと。スーパーマーケットでは店頭に並ばないが、コッコファームでは規格外卵3キロ800円の目玉商品になる。これも早い者勝ち。他にも破卵、ヒビ卵3キロ600円。割れてしわった卵まで加熱用で格安販売、クッキング卵1キロ300円。中身は変わらなく新鮮ということでお客から支持されている商品。

日本一の卵屋への道、独自企画で客を呼べ!

たまご詰め放題300円、お一人様1ネット限り、ネットがなくなり次第終了。毎月20日、卵詰め放題のイベントを行う。皆卵をできるだけ多く詰め込もうと必死、楽しいイベントとなる。他にも平日毎日実施している目玉焼き無料試食会。プリプリ卵焼きが目の前で料理されていく、しかもその場で試食会、で無料。リピーターをしっかり捕まえている戦略。

日本一の卵屋への道、いつ来ても新しい味を!

コッコファーム内のレストラン、毎月限定のオムライスメニュー開発している。例えば紅白オムライス、ホワイトソースかけとか、春待ちオムライス、山菜などのてんぷら添えなど。番組取材中には旬のカボチャを利用したオムライスを開発、試食していました。

コッコファーム森北農場

卵は物価の優等生と言われる、どういうことであろうか? 食パン、マグロ、味噌などは時代とともに値上がりしたが卵は戦後から1個20円前後とほとんど値段が変わっていない。しかしその半面、養鶏業者数は1965年320万軒、それが2012年2800軒と激減。餌代など経費の高騰も効率化を図って乗り越えてきたという。コッコファームもその一つ。

現在では8万5000羽を飼育、養鶏農家でもあるコッコファーム。美味しい卵の秘密は特製の餌にあると、炭、ニンニク、米ぬかをトウモロコシに加えた餌で飼育している。1日約7万個生産、取れる卵の量も半端ない。産みたて卵はリフトに乗って数分で選別室に到着、選別から洗浄、殺菌、箱詰めなどを自社で行う仕組み。

圧倒的な鮮度の秘密は何処に? 通常の流通では卵が店頭に並ぶまで2日はかかるが、コッコファームでは早ければ1時間で店頭に並ぶ。これで新鮮じゃないワケがない!過疎地で年商27億円、コッコファームの次なる構想、森北周辺農業公園構想。コッコファーム本社、ふれあい館、実農学園、健食館、農村型リゾート、マルチメディアセンターなどが施設内に。

お客の意見を聞く、お客に近寄る

生産者が生産しながら、加工して食べるところまで完結型でやろうと。こうやれば農家がもっと分かりやすくやれるというイメージを作っていこうと。コッコファーム会長(創業者)松岡義博氏のお言葉です。“一番大事なのは農業はお客の顔が見えづらい、お客の誰に自分たちの作ったものを食べてもらうのかが一番焦点だった。お客の顔を私たちは見たい、その部分だけ“。

手作りアイデア商品

たまごシュークリーム130円、新鮮卵から生まれた絶品濃厚カスタード。卵白だけを使ったシフォンケーキ、卵白シフォンケーキ680円、しっとりフアフアの食感が大人気。たまごサンド367円、コッコファームの名物商品。かしわ飯たまご太巻き430円、両側から卵焼きがはみ出しているボニュー感に圧巻!

施設内にはレストランもある、卵天国

デミソースオムライスセット1000円。一人前に朝取れの卵3個使用、12時間煮込んだデミグラソースをかける。このオムライスが月限定で毎月新しい料理となって提供される。他にもたまごかけご飯唐揚げセット1000円など。唐揚げよりも卵がメインになっているイメージの朝食セット。このたまごかご飯セットはお取り寄せでも購入可能となっている。

たまごかけご飯セット3337円。地元の米と取れたての卵20個、オリジナル専用醤油をパッケージ化して販売している。採卵日の次の日が発送日になるので、とても新鮮な卵が全国に発送される、とのこと。日本人ならば美味しくて新鮮な卵かけご飯は食欲がそそられるのではないでしょうか。海外では卵を生で食べる習慣が衛生上、ありえないですから羨ましいです。

卵から生まれた幸せビジネス「新・道の駅」構想!

コッコファーム内にある野菜売り場。地元の農家が作った野菜直売コーナーとして卵を買いに来たお客が立ち寄れる場所となっている。コッコファームのホームページなどで地元農家約200軒、生産者紹介インタビューを掲載している。この仕組が生産者のヤル気を引き出す。

自分が画面に出ていることは、責任を持ってお客と話をするわけだから、自分も一生懸命作らなければいけない、お互いプラスの面が出ているとのこと。直売所で自分の育てた野菜を手に取るお客さん、その顔を見れる売り場がまたヤル気を起こさせる。販売価格は農家が決める。

農家とのネットワーク作りに力を注ぐコッコファーム。農家が自ら生産したものを自分で売るお店。物産館、複合施設とはどのようなものなのか? 物産館とレストランが両サイドにあり、奥に農産加工室、2階の部分は貸しオフィスや会議室があったりと、地域でのコミュニティー、地域が高齢化していくと人が集まる拠り所になる、と。

価格決定権を自分たちで持ち、農家同士の協力が成功の鍵になるであろうと村上龍氏は番組内で仰っていました。松岡氏も同じ意見、感覚をお持ちのようで、このような仕組みを民間主導で日本全国に広めていけば日本の農業にも明るい未来が待っているであろう、と。

番組を見終わって、あとがき・・・人がわざわざ行く価値があると思わせる場所を創造する

和郷園に関する投稿記事でも書きましたが( ジャパンブランド、儲かる農業経営の仕組み食材製造業とは、和郷園 )、農産物の生産額は9兆円。出来た農産物をそのまま消費者に届けるビジネスモデル。しかし農産物を加工して付加価値をつけると飲食料の消費額73兆円のマーケットへ進出できる。ここで儲けるのが和郷園のビジネスモデル、ということでした。

コッコファームはその仕組を卵の直売所として発展させました。この仕組を応用しようと!例えば番組内で紹介されていた新たな試み、長崎県名物雲仙きのこ。ここも雲仙きのこを主力としてお客を集める仕組みを創造し、そこへ地域農家が自家栽培した農作物を販売できる仕組みを提供して更に大きくしていく。

全国各地に在る名産品でお客は集まるのです。ただ知らない、知られていないだけ。ここを大きな仕組みとして日本全国規模で立ち上げれば、新たなジャパンブランドとして海外流通までも視野に入れた取り組みが展開できるのではないでしょうか。

農産物、畜産物、海鮮物などは加工して付加価値をつけ、美味しさ、新鮮さ、値頃感をアピールして消費者に提供できれば戦略となるのです。日本が届ける安全安心は付加価値を生み出します。

追伸:2015年2月5日、 ジム・ロジャーズが語る「今から日本で起きる悲劇」

日本株と外貨を購入すべきです。私だったら米ドル、香港ドル、人民元を買います。そして海外に銀行口座を開設すること。個人も法人も、ある程度の資産を保険として海外で保有したほうがいい。若い人は絶対に中国語を勉強すべきです。日本に骨を埋めるつもりなら、農地を買ってトラクターを運転できるようにもなってください。

これからは農業の担い手が不足するので、食糧を生産できる人の将来は安泰です。かなりのお金儲けが期待できます。中国語の勉強と同じで、ライバルが少ないうちに始めれば、15年後に農家として大成功したあなたのもとに「ここで働かせてください」と言ってくる人が現れます。

追伸2:2015年4月14日、復興イノベーション ~被災地発 新ビジネス~

異なる産品を扱う県内各地の若手漁師たちが集まり立ち上げた、フィッシャーマン・ジャパン。農業ビジネスの進化が和郷園だとしたら漁業ビジネスの進化にフィッシャーマン・ジャパンは成れる可能性があると思いました。

ライバルどうしがライバルの意識を超えてつながったってことが1つ大きいと思うんですけど、もう1つ大きいなと思うのは、基本的にはやはりお魚、漁協さんを通じるか、もしくは魚市場に持っていくかという、この2つの選択肢がほとんどなわけですよね。

でも今、VTRにあったように、直販のルートみたいなものを開くことができた。つまり漁師の皆さんに、自分たちの取った魚、育てた魚を売る第3のオプションを提示できている、提示しつつあるというのが非常に大きなポイントかなというふうに思います。

2050年以降の世界経済

経済史のアンガス・マディソン教授によると、中国のGDPのピーク時は1820年で、そのときの規模は世界の33%を占めるほどの世界規模であった。現在はまだ世界の10%に過ぎない経済規模であるので、まだまだ途中経過であることを理解しておいた方が良い。折角これだけ勢いのある経済が隣国にあるのだから、いかに協調して双方が発展する経済協力を果たすかを、百年計画で考えた方が良い。

世界史を紐解けば中国が世界最大の経済規模だった期間は長い。つい最近でいえば、1880年代の光緒帝(ラストエンペラーの1代前)の清王朝までは、2千年以上世界最大の経済規模だった。この中国の定位置だった世界一の経済大国の称号が、1世紀ばかりのインターバルを置いて元に戻ることになる。日本にとっては悔しいことだろうが、世界の中から見ればこれは通過点に過ぎない。(10秒で読む日経)

大中華経済圏の中で適者生存していくにはどうしたらいいのだろうか?50年後、100年後の経済界ではあの会社もこの会社も、気がついたら中国系資本というマーケットが誕生しているかもしれない。否確実に存在しているであろう。私の興味はこの「93万人が殺到!日本一の卵直売所、地方の未来を拓く驚きタマゴ戦略、コッコファーム」にあるユニークなジャパンブランド的市場有利性が大中華経済圏の中で通用しているのか、という点である。

大中華経済圏でも、親日国家インド社会でも、イスラム社会でも、アフリカ大陸でも、欧米社会でもコッコファーム自体が進出してく可能性は難しいでしょう。しかしコッコファームが構想する「新・道の駅」のビジネスモデルは輸出され、その地域に合ったローカライズが施され、人々に豊かな食を提供しているかもしれません。

文明が益々発展していき、人々は更に量的豊かさを獲得、地球はその有限性を露わにし、これらのことが地域社会に根源的な影響を及ぼしている今日、日本は「課題先進国」、そして「課題解決先進国」として、世界をリードできる可能性を有しています。コッコファームが提供するビジネスモデルはその可能性を秘めていると言ってもいいのではないでしょうか。

技術的特異点を迎えるにあたって

技術的特異点とかって聞いたことありますか? 英語でTechnological Singularityっていうんですけど、要は今から30年後ぐらいの2045年頃にはコンピューターが人類叡智を超えるというものです。AI、人工知能です。その前の2018年頃(後5、6年後です)にコンピューターチップ容量が人間の脳細胞容量を超えます。で、その30年後、大体2050年前後に、コンピューターチップ容量は人間の脳細胞の100万倍に達しているそうです。

ムーアの法則とか有名ですけど、チェス盤の法則というのもありまして、その話に凄い刺激を受けたんです。簡単に説明すると、ある家来が王様のお役に立つような仕事(チェス盤を発明)をします。ご褒美は何がほしいかと尋ねられた家来は毎日ある量の米粒だけほしいといいます。チェス盤を王様の前に持ってきて最初のマスに米粒一粒、次の日には最初の一粒の倍、つまり2粒。3日目は前の日の2粒の2倍、4粒。このようにしてチェス盤が最後まで埋まるまで倍々で米粒をほしいと王様に交渉します。

もちろん王様は最初の小さい数字にしか気に止めなかったので、たやすいことだとおもい、引き受けるのですが、チェス盤の半分ぐらいに達すると米粒の量が凄いことになるんです。半分以降になると用意しきれなくなることに気づいた王様はその家来を殺してしまうんですが、この仕組みが1958年頃から始まったコンピューターのトランジスターの数と関係してくるという話です。

ムーアの法則では18ヶ月でトランジスターの数は2倍になり集積密度の向上が進むというもの。1958年頃から始まったデジタル革命創世記はチェス盤でいうところの最初のマスあたりです。で、今どのぐらいの位置にいるかというと、2006年頃、丁度iPhoneやYouTube、twitter、Facebookなどが社会に浸透し始めた頃です。ここがチェス盤でいうところの丁度半分ぐらい。で、これから先、倍々ゲームで凄いことになっていくわけです。

これからの30年から50年って多分人類が2度と経験することがないような期間になると思うんです。アナログからデジタルへ、それらテクノロジーが社会の至るところに恩恵を施していく。100年先では当たり前になっている世の中の仕組みをこの30年から50年の間に作っていくことになるであろうと予測するんです。

農産物、畜産物、海鮮物などは加工して付加価値をつけ、美味しさ、新鮮さ、値頃感をアピールして消費者に提供できれば戦略となるのです、と書きましたがテクノロジーの恩恵を受けるとしたらそれらを提供する過程で、消費者に安全安心をきちんと施している仕組みを見える化するという試みではないでしょうか。

安全安心というのは日本のプロダクトの代名詞のようなイメージがあります。海外では間違いなくある程度の信用を確立したと言ってもいいかもしれません。農産物、畜産物、海鮮物の食をテーマにしたビジネスモデルをパッケージ化して輸出できれば、日本の戦略になり得ます。

ロボットに出来ない部分、地域ごとにローカライズしていく仕組みを想像、構想、創造していくのです。つまりソフトの部分で日本は勝負できるよう知識、知恵、ノウハウを蓄え、人材を育てていくのです。日本が届ける安全安心は付加価値を生み出します。

想像して創造すれば、君は何処へでも行ける

ムーアの法則が終焉を迎え、思考で物を動かし始める。ロボットと人間が融合し始め、アバターが日常生活に入り込む。遺伝子治療によって医療は個々にカスタマイズされ、老化の停止、遅延が当たり前になる。ナノテクノロジーの進化にともなって量子コンピューターを人類が扱うようになり、核融合発電によって世界のエネルギー需要供給に大変化が起きる。

コンピューター、インターネットのインフラ化が世界中に行き渡り、WiFiの範囲が空気と同じような扱いになる。インターネットに繋がることは呼吸をすることのように無意識になり、情報、テクノロジー革命が全てをデジタルに置き換え、社会がデジタル秩序によって収まる形に整い、人類が営むシステムがデジタル化に移行した後、2千年、3千年、5千年と同じようなシステムが継続していくであろう。

2050年、2100年の はどうなっていると想像しますか? 技術的特異点の恩恵を受けるでしょか? 大中華経済圏の影響を受けているでしょうか? どのような形で人類社会に融合していることが私達(日本人、アジア人、世界中の人々)に幸福をもたらすのでしょうか? 選択肢は私達の思考にあります。想像して創造すれば、私達は何処へでも行けるでしょう。

思考に気をつけましょう、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけましょう、それはいつか行動になるから。行動に気をつけましょう、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけましょう、それはいつか性格になるから。性格に気をつけましょう、それはいつか運命になるから・・・


, , , ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes