下降気流に巻き込まれたフォレストヒルズ(Forest Hills)、魔物を見た!


下降気流に巻き込まれたフォレストヒルズ(Forest Hills)、魔物を見た!

2010年9月16日午後5時30分ごろ、家を出て近所のスタバーへ行きました。出た瞬間空が暗かったのし風が吹いているんですけど嵐が近づいてくる気配が漂っています。

まずいなぁ、スタバー行って速攻帰ってこれるかなぁ、と思い傘を持って出たんですけど空が段々と暗くなってきます。道を歩いていても風が走るように地面を這っていて、確実に嵐が近づいてきている気配がそこら中で充満しています。

で、とりあえずスタバーに着き、コーヒーを買ってさて家に引き返そうと外に出るとすでに真っ暗! ダッシュして帰ることもないだろうと、最悪ちょっとずぶぬれになればいいかなぁ、と軽い気持ちで早歩き。しかし少し歩いた時点で雨がポツリポツリと降り出しました。いや、振り出すというより、目を50メートルほど先に移すとすでに豪雨じゃないですか! 目を疑いました。

これはまずい、ということで集中的な豪雨に見舞われて30分だろう、ということで近くにあったビルの入り口に非難。ここから思ってもみなかった展開が始まります。

滝のような雨

だんだんと風が強くなり集中豪雨のピークが間近に迫ってきているのを感じます。目の前のコンドミニアムに沿って雨が上から落ちるように降っています。それが一段と気のせいか早くなっているような? 雨が生き物のようにコンドミニアムのビルに沿って上から降りてくるんです。まぁ、このぐらいの雨ならば経験あるし恐くないよ、ということで目の前の夕立を観察していました。

が、しかし、ほんの2、3分の間ですかねぇ、一気に雨足が早くなり風も気味が悪いぐらいに地面を這っています。あっ、なんか近づいてくる、って気配がわかるんです(恐いでしょ!)。見上げるとコンドミニアムに沿って降っていた雨が滝に変わっています。

目の前で雷が光った瞬間大きな爆発音で周囲の空気を一瞬凍らせます。そして一気に集中豪雨へと変化して目の前の景色が白くかすんでいき・・・余りに凄い雨が一気に降ると景色が白くなることは経験したことあったんでまだこの時点ではそれほど恐怖を感じませんでした。しかし・・・

真横に流れる水、竜巻の中

ここからはマジで恐かったです。あっなんか来る、という気配を感じ、ちょっと数メートル雨が走ってくる方向を見ようとした瞬間、目の前が真っ白になりました! 真っ白ですよ! ほんの3メートルほど目の前にあった景色がすべて消えているんです。えっ、ですよ、ほんと! 滝の中、というよりもっと凄いもの、バケツの中の水をひっくり返したというか、こんなことってあるんでしょうか?

雨というより大量の水が目の前を走っているんです。それも横に! 渦って言うんですか、水しぶきというかとにかく水が横にもの凄い勢いで回っているように動いているんです。まずい、竜巻の中にいると直感しました! 想像できますかねぇ、目の前に水の壁があるんです、渦を巻いて!

コワッ、って思って後ずさりするんですけど、目の前の渦に引っ張られていくんですね。いや、マジ恐かったです。えっ、って目の前に広がる景色に呆然。多分、雨を大量に含んだ竜巻を経験したんだと思います。あの水の壁はまるで生き物、というより魔物を見たような気がしました。自然というより生き物ですね!

もちろん、立っている間傘なんて裏返っていますし、片手に持っていたコーヒーの蓋もいつしか雨でにごった水に覆われています。その間、2分ぐらいでしょうか、あぁ落ち着いてきたとおもっていると目の前の景色が現れ始めます。

嘘のように西の空が遠くで晴れ上がり始め、後少しで止むだろうとちょっとあたりを見回してみると近くにあった木がなくなっています。あれっ、と思っていると途中から折れて道路に止めてあった車に直撃。よくニュースでみるような景色です。

街中が熱帯雨林状態

これはもしかしたらものすごいことになっているかもしれない、と思って急いで小ぶりになった雨の中家に引き返そうと歩き始めるとすごい景色に出会い始めます。駐車場のフェンスは倒れ、ブロックで作られた壁も歩道に倒れています。そしてですね、僕が住んでいる場所はフォレストヒルズ(Forest Hills)というだけあって大きな大木やらいたるところに木々が街の景色に溶け込んでいるんですけど、もう想像できますね?

それらの大木が至るところで折れ、道路をふさいでいるんです。直撃を食らった車の窓ガラスは粉々に砕けなすすべなし! 帰宅時とあってそこら中車が立ち往生。サイレンの音がいろいろな場所で聞え、非日常的でした。

これはカメラをもって被害に合った街を散策しなくては、と思って家に帰り、速攻軽装に着替えてカメラ片手に再び飛び出しました。いやー、街の景色、すごいことになっていましたね!

家の前では大木に道路をふさがれバスが動けず高校の庭にあった大木が根こそぎ引き倒され、駅前小さな公園の森はほとんどの木が途中からへし折られ遠くを見渡せる状況に! 帰宅時ということもあり右往左往する人たちに、カメラやビデオを持って出歩く人たちなどで街が溢れていました。

街の中心部を抜け、木々が生い茂る住宅街へ入るとここでも大木が道路を封鎖。人だかりができていました。見慣れた景色の美しい木々で覆われたフォレストヒルズはそれらの木々がところどころでなぎ倒され、熱帯雨林のジャングルのような景色となって目の前に現れています。

凄かったなぁ、と思いながら帰宅方向へ歩きながら、あぁ電気とか止まっただろうなぁ、と感じつつ帰宅すると電気は大丈夫でしたが、ケーブルなどの接続は止まっていました。ニュースを見ようとしてもテレビは映らない、インターネットもダメ!

ネット関係は次の日には復旧しましたが街の至るところでなぎ倒されている大木に消防署がきてチェーンソーが入ったのは昨日の夕方でした。後日わかったことなんですけど、フォレストヒルズはダウンバーストと呼ばれる下降気流が発生したこともわかりました。

ダウンバースト(下降気流)、動画を見てください!

YouTubeに上がっていたこの動画が一番、僕が遭遇した状況を映し出しているかもしれません。この竜巻の中に僕は閉じ込められました! 風が横にふぶき、激しい雨で目の前が白くかすんでいく恐怖を鑑賞して下さい!

ロス暴動を経験し、ノースリッジ地震に遭遇したのがLAでの出来事。ニューヨークでアメリカ同時多発テロ事件を経験し、アメリカ東部を襲った2003年北アメリカ大停電も体験しました。そして今回の竜巻のような集中豪雨。次は何でしょうか?

 


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