日野原重明先生講演会 in New York


日野原重明先生講演会 in New York

前々からファンだった日野原重明先生がニューヨークへ講演のため来ていました。93歳という高齢での長時間フライトは大変だったと思います。でも元気ですね。15時間ぐらいかかるんです、東京からニューヨークまで。会場はミッドタウンにあるヒルトンホテル。来ている人はやはり年配の方が多いように見えるが若い人もちらほら。

主催者のニューヨーク日系人会会長のスーザン大沼さんの挨拶、日本国総領事の安藤大使の挨拶などがあり、いよいよ日野原重明先生のお話へ。やっぱり話し方、元気でした。ジョークを交えながらのお話はとてもすばらしかったです。93歳になってもユーモアの感覚を持ち合わせている先生はすごいです。随分と笑いの多い講演会でした。

若さを保つには

講演会の内容ですが、若さを保つには、ということと長生きをする秘訣というのがテーマだったように思います。若さ。愛というものを持っていないと人間若くない。ずばりきました。そして新しいことに挑戦すること。特に75歳以上の人いいですか。75歳になったらやったことのない事を始めるそうです。

うー、すごいですね。知っている方も多いと思われますが、先生は2000年に新老人の会というのを発足させます。対象は75歳以上。ジュニアの会員は60歳以上。そこのテーマは何か知っていますか? 1に愛すること、2にはじめること、3に耐えること。そして3つの目標に達するための生き方として、年齢を重ねて長生きを、ということをまず上げています。

早期死亡(乳幼児、若死、中年死)の予防で。次に人生にヘルスをそえよう、と。障害をできるだけ避け、妨げる病気にはできるだけならないようにし。最後に、齢(よわい)にいのちを加えよう、と。老人に願いうる最高レベルのヘルスをもたらせることによって、としています。

先生、言っていました。元気な老人になって自分の過ごしてきた人生を、若い人に伝えようと。特に今のお年寄りの方。戦前や戦争経験をしてきた方など、多いはずです。これらの出来事を勇気を持って、次の世代、若い世代に語って残していくことが大事だと、お話していました。これ、僕も大切だと思います。

明治、大正、昭和初期に第2次世界大戦 、広島市への原子爆弾投下 と長崎市への原子爆弾投下 。戦後の復興期、高度経済成長の日本。これらを体験してきた人達の話には興味あります。だから、先月の初めに広島と長崎の被爆者の方が、ニューヨークへ来ると聞いたとき、ボランティアとしてお話を聞きに行きました。

そうやって語ることによって、コミュニケーションが生まれます。会話を多くすることも認知症の予防になるそうです。人と話すこと、子供に愛を。特に挨拶は高い声で挨拶することを、日野原重明先生はすすめていました。

長生きをする。5年後、10年後の目標を作る。それにはもちろん健康が必要ですが、健康とは健康感を感じることだそうです。そして35歳の時の体重を維持するよう心がける。これらはひとそれぞれ、どう健康を維持するかは違うと思いますが、基本は同じだと思います。絶対に食べ物と後は自分の気の持ちよう。目標を何か持ったほうがやっぱりいいでしょう。

長生きをして、いざ死を迎える時には本当にありがとう、という感謝の気持ちで。これが日野原重明先生のメッセージでした。もう一度最後に先生の講演会でもらったパンフレットの中に書いてある「成功加齢の5つの条件」をここに記しておきます。

思いは高く、生活は簡素に

よりよい生活習慣を身につけることです。積極的に社会と関わることです。あらゆる人種、そしてまた世代を超えた友とのよい交わりをもつことです。希望と信念とをもち、不屈の精神で、困難や災難に遭遇してもじっと耐え忍ぶ靭さ(つよさ)をもつことです。その耐える体験は他の人への深い共感となり、希望を失った人に慰めを与えることになるでしょう。常に愛するこころと感謝の気持ちを忘れないことです。高齢になっても、何かを「創める」のに遅すぎるということはないということです。


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