最強の復讐は自分が幸せになること、しかしその手段を知らない人は?


最強の復讐は自分が幸せになること、しかしその手段を知らない人は?

秋葉原通り魔事件から早くも一週間が経った。こちらの主要新聞にも関連記事が掲載されたり、たくさんのブログなどでもこの事件に関する考察などが書かれているようだ。僕が注目したのは次の記事だった。

人の気持ちがわかる、人の輪の中でハッピーになる「方法」を知っている人。人の気持ちがわからない幅の狭い僕らにとって人の中で一からとかすごく難しいことだ。

ハッピーになるというのは、自分で自分を肯定することだけど肯定できずしかし自分のプライドも捨てられず、恨みをつのらせるという病理は医者の大部分が「わかる」面があるんじゃないか?人に暴力を振るうことで自分のプライドの崩壊を防ぐやり方はすごく危険な行為なんだと思う。

最高の復讐は幸せになること

アイルランドの諺に「泣くな! 復讐しろ! 最高の復讐は幸せになること」というのがある。閉塞感が充満する日本社会で、弱者とか非正規雇用者などの枠組みの中で喘いでいる多くの人たちは、八つ当たりの悪循環に絶望しかかっているのだろうか?

ハッピーになれる人とかっていうのは結局のところ自分が、自分の気持ち、体が気持ちのいいもの、自分が好きなものを自然に取り入れることができ、それらを活用しながら時には自分の生活に息抜きを与えてやることができる人たちなのかもしれない。

こういう人たちはある程度放っておいても自分なりにサバイバルの仕方を見つけたり、自助努力とかを積み重ねていける人たちであり、多分現実的には日本社会の中ではマイノリティーな存在なんだろうと思われる。

逆に多くの人たちは、不安でしょうがないのかなぁ? 自分がやりたいものは何か? 何が自分は好きなのか? 周りや世間がいいといったものが自分の価値基準になり、すこしでも他人と違うようだと吐き気がしてしまうのが、今の日本社会が抱えるプレッシャーといってもいい。

自尊心とかプライドは自分で自分の中身を少しずつ積み重ねて自分の信頼を大きくしていく過程の中で培われるものだと思うけど、それを安易な形で得ようとするところに歪ができるわけで、日本の社会が昔だったら与えてくれたかもしれないけど、今は日本社会、大人たちがこれからの先行き、不安でいっぱいだから日本人としてのプライドとかなんて考えている余裕がないんだろうなぁ。

他人に八つ当たりした犯行は良くないが、この事件を発生させてしまった日本社会の今の現状のほうにもっと目を向けないと解決どころがこのような犯罪は今後益々出てくる一方だと思う。

しかし命を奪われた人たちはかわいそうでならない。今の日本の現状には気がめいるといっても日常的にそれらに耐えて、日々つつましく生きている人々も大勢いるわけで、ただ自分がむしゃくしゃするというだけで八つ当たりを食らい殺されてしまったんじゃ、報われないだろう! ギリギリの状態でなんとか毎日を凌いでいるいる人たちはどうすればいいんだろうか?

現状維持かラディカルな変化か

今度の措置は秋葉原の無差別殺人事件がきっかけだというが、あの犯人は日雇いではなく継続的に勤務していた。その工場が「終身雇用」を誇るトヨタの下請けだったというのは象徴的だ。

同じく終身雇用を売り物にする キヤノンと同様、「日本的経営」は手厚く守られた正社員と使い捨ての非正規社員の差別構造の上に成り立っているのだ。その最下層の労働者を短期労働市場からもはじき出そうとする政策はますます暴走する若者を増やすだろう。(  「日雇い派遣」禁止して「日雇い」はどうするの? )

自分の位置が安泰な状態の人たちは現状維持に走るから、安易に終身雇用や正規社員の立場、公務員、既得権益なるものの恩恵を簡単には手放さないだろうなぁ。変化のおきにくい日本社会であり、一個人がそれらに向かって戦いを挑んでもほとんどの場合むなしい結果に終わる。

共感してたくさんの人が動いてくれればまた社会の雰囲気も変わるかもしれないが多くの人は現実的に毎日の生活でいっぱいいっぱいの状態であり余裕なんかない人がきっと大勢なんだろう。

サイレント・マジョリティーとはよく言ったもので、日本の社会ほどこれら様々な制約とか社会からのプレッシャーに抑えつけられて我慢している国民は居ないんじゃないかなぁ? もっと怒ればいいんだけど、「でも・・・」、「仕方がない」「しょうがない」「所詮・・・」といった文化なのかなぁ?

犯行を起こした犯人は極端な形で社会に現れてしまったけど、もっと生活に余裕がなくなってきたときには今まで耐えてきた人もあきらめてしまうんじゃないだろうか? その瞬間が恐いし、きっと周りの様子を伺っているんだろうな。

日本人は他人の行動を見て自分の行動をそれにあわせるようにして行動するから、一度、我慢の限界に達してあきらめてしまった人たちが、はっきりと自分の周りで確認できるようになったときには何が起こるんだろうか? 想像できないし、想像したくないね!

犯罪者予備軍を抱える日本社会

そもそも、弱音を吐く人間が増えたのは何故かと考えて、その根源をどうにか解決することのほうに意識を向けてはどうだろう。派遣社員と、正社員、パート、アルバイトの待遇の違いに目を向け、ボーナスという概念自体をなくし、すべてを平等に近づけ、世の中の不平不満を解消する方向に導く努力をどれだけしたのか。

抑圧によってもたらされた平和は、一時しのぎの安息にすぎない。むしろ抑圧された犯罪者予備軍たちの心の叫びは、現実世界で最後にはとんでもない莫大な被害を巻き起こすかもしれない。

無差別殺人は今後どんどん増加するだろう …  この、ネット上の不穏な発言を力づくで封じ込めるような警察の動きは関心できない …  そんなことを続けていると、いつか大変なことになる。世の中の不平不満にフタをするのはよせ。(  賃貸で自殺はありえない。/犯罪者予備軍の心の叫びに気付けないまま「無視」し続ける社会であるほうが恐ろしい  )

他人を当てにするな!

日本の政府を当てにしては駄目だよ! 日本の企業を当てにしても駄目! 自分が心底信頼できる自分の家族や友人以外は当てにならないからね。だからどのように今後もサバイバルしていくのかを考えて準備をはじめ、少しずつでもいいから行動に移していかないと、日本社会はもっともっと大変になっていくから。

もう一度言うよ! 日本政府も日本の企業もあてにしては駄目だよ! 彼らから魚を与えてもらうのを待っていてもそんな余裕も彼らにはないからね。自分で魚の獲り方を覚えていかないと! 原油高の先行きもどうなることやら? 食料に水、エネルギーの確保などは日本政府、いつものように対応が遅れているからね。今回の秋葉原通り魔事件、現象ばかりに注意を奪われていると、その事件の背後にある本質を見失うことになる。

何とかならないこれからの日本社会

日本社会が抱える閉塞感からくるプレッシャーに不安といった問題は、社会のあらゆるところで違った形となって人々の前に現れているではないか? なんとかなるだろう、なるんじゃない、といった発想は、右肩上がりに成長してきた経済体制下の日本でならば許されたかもしれないが、そろそろ本気で行動を起こしていかないと日本社会はとんでもないことになってしまう予感がするのである。

「今回の犯人のような境遇の人がたくさんいるのでしょう。ワーキングプアとかネット難民とか。本当に今回の犯人が『異常』で『特別』なのでしょうか?  後ほんのちょっと境遇が悪化すると、何万人もいる貧困層にいる他の人たちでさえも今回の犯人と同じようなことを犯してしまう可能性がある状況なのではない でしょうか?

貧困層への対策を早急に行う必要がある、と思った事件です。困窮している人たちが緊急避難できる場所が必要で、それを知らしめることが大事でしょう」「今までの報道を見て来て、今回の犯人が特別で異常だとはどうしても思えないです。この日本中のどこにでもいる人間のように感じます。

  • アルバイト・パートタイマー・派遣社員等切り捨て御免の雇用形態。
  • 未婚率増加に見られるように落ち着く場所が見つからない不安。
  • 少子高齢化や年金体系の崩壊等、自分の努力では、どうしようもない将来の不安。
  • なんでも一律・平等・自由と教えられてきて、他人と違うことを怖れる・自分の価値観を自分で認められない等人生の歓び(打ち込めるもの)を見つけられない不安。

今の若い人たちにとって(今の老人たちにとってもですが)、今の日本は将来の見通しが少しも明るくないと思うんです。私は簡単に世の中が、社会が悪いと言いたくないのですが、今の日本の現状を変えていかないと、こういった犯罪は無くならないように思います。 その意味で、政府の責任は重いと思います」

「年間で 3 万人もの人が、自殺を選んでいます。しかし今回の加害者は他殺行為を選んだ。それだけのことだと思います。逆に言えば、自殺ではなく他殺を選ぶ 人が増えるかもしれない。誰もが同じような立場になる可能性はあると思います。経済や政治から搾取され続け、明日への希望もない。

誰にも知られることなく 孤独の内に死んでいくのならば、同じ死ぬのであれば他人を殺して地獄にでも行ってやるか。そう考えてもおかしくはない現実はあると思います。セーフティーネットを張るべき政治が、搾取の一躍を担っているんですから」( 秋葉原無差別殺傷事件、これを「異常な事件」で終わらせないためには )

日本社会が八つ当たりの雰囲気に包まれたとき、周辺諸国の潤っている国に八つ当たりを仕掛けなければいいけどね。歴史は繰り返すのかなぁ?

  • 秋葉原通り魔事件 – 一定の割合で昔では考えられないような人がいることを認めないと

, ,

Powered by WordPress. Designed by WooThemes