花巻東高校時代に実践した目標設定シートが大谷翔平をメージャーリーグ新人王へと導いた


花巻東高校時代に実践した目標設定シートが大谷翔平をメージャーリーグ新人王へと導いた

嬉しいでしょう、メジャーリーグでの新人王は。日本人選手としては4人目。先輩方には1995年の野茂英雄、2000年の佐々木主浩、2001年のイチローですか。どの選手も日本でそれなりの活躍をして良い数字を残し、メジャーリーグ来てからも日本でプレーしていた時と変わりなく活躍する選手。ほとんどの選手はメジャーリーグへの適応で苦しみますから。

野茂選手は投手、28試合、13勝6敗、防御率2.54、236奪三振。野茂選手が活躍したから後から渡米した日本人投手がメジャーリーグで受け入れられたのです。”トルネード”って言葉通り、あのような投球スタイル、随分と話題になりました。

佐々木投手は抑えでの登板。63試合、2勝5敗37セーブ、防御率3.16。野茂投手と佐々木投手、二人の共通点はホークボールで三振を取れたこと。ストレートボールと同じ軌道で、打者の目の前で視界から消えるわけです。メジャーリーグの選手がホークボールに慣れてない、という話も聞きました。チェンジアップが主流だとか。

イチロー外野手。157試合、打率3割5分、69打点、8本塁打、242安打、56盗塁。イチロー選手が活躍したからその後に渡米した日本人野手が受け入れられたのです。イチロー選手も活躍するまで批判、受けていました。私も随分とイチロー選手についてのエッセイ、書いてきましたし、ヤンキースタジアムへも足を運びました。

で、大谷投手兼指名打者。打者104試合、打率2割8分5厘、61打点、22本塁打、93安打、10盗塁。投手10試合、4勝2敗、防御率3.31、63奪三振。見事です。”二刀流”が本当にメジャーリーグで通用するのかどうか。魅力的な選手の一人、観る価値のある選手は絶対に現役の間、観ておいたほうが良いです。

目標設定シート

私が注目しているのが花巻東高校時代に実践していたという目標設定シート。数独みたいなものに目標を設定するための仕掛けがしてあります。マスの一番ど真ん中にドラフト1位指名、8球団、と書いてあります。その周りにはそれを達成するために何が必要か、という項目を書いていく。コントロール、キレ、スピード160キロ、変化球、運、人間性、メンタル、体づくり、とあります。

で、この8つの項目に対しても達成するには何が必要かを考え、書き記していきます。ボールコントロールには何が必要であるのか、体のキレを身につけるために必要なことは何か、スピード160キロを達成するには何が必要か、変化球を極めるためには何が必要か、運を味方につけるためには何が必要か、人間性を身につけるためには何が必要か、メンタルを鍛えるには何が必要か、体づくりには何をしなくてはいけないのか。

コントロール・・・体幹強化、軸をぶらさない、不安をなくす、メンタルコントロールをする、体を開かない、下肢の強化、リリースポイントの安定、インステップ改善。キレ・・・上からボールを叩く、リストの強化、下半身主導、可動域、回転数アップ、ボールを前でリリース、力まない、角度をつける。

スピード160キロ・・・下肢の強化、体重増加、肩周りの強化、ピッチングを増やす、ライナーキャッチボール、可動域、体幹強化、軸で回る。変化球・・・フォーク完成、スライダーのキレ、左打者への決め球、奥行きをイメージ、ストライクからボールに投げるコントロール、ストレートと同じフォームで投げる、遅く落差のあるカーブ、カウントボールを増やす。

運・・・ゴミ拾い、部屋掃除、審判さんへの態度、本を読む、応援される人間になる、プラス思考、道具を大切に使う、挨拶。人間性・・・愛される人間、計画性、感謝、継続力、信頼される人間、礼儀、思いやり、感性。

メンタル・・・一喜一憂しない、頭は冷静に心は熱く、雰囲気に流されない、仲間を思いやる心、勝利への執念、波を作らない、ピンチに強い、はっきりとした目標と目的を持つ。体づくり・・・サプリメントを飲む、FSQ90キロ、RSQ130キロ、食事夜7杯朝3杯、可動域、スタミナ、柔軟性、体のケア。

大したもんです、高校生の時に作成したというから。人間、はっきりとした、具体的で実践可能な目標を掲げると辿り着けるものなんです、と大谷選手は教えてくれました。野球に関しての技術的なトレーニング目標はいいとして、人間性とか運とかの目標設定のための実践項目が凄いです。メジャーリーグへ来て、1年目から活躍しても謙虚でいる姿勢は、ここからきているようです。

二刀流は観ておいたほうがいいです

投手兼指名打者、こんな選手います、今のメジャーリーグに。嬉しいじゃないですか、メジャーリーグへ来てからも活躍し続けている大谷選手。このような魅力的な選手は現役時代、絶対に見続けたほうが良いんです。彼は伝説になるであろうし、その歴史的瞬間を毎試合毎、目撃することになるのです、我々は。来年はマー君との投げ合い、観たいなぁ・・・


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