2010 FIFAワールドカップ アジア最終予選、日本対オーストラリア代表


2010 FIFAワールドカップ アジア最終予選、日本対オーストラリア代表

小奇麗なサッカー。試合を見終わっての率直な感想である。中盤のある展開では日本の得意とされるパス回しが見られたけど、肝心のオーストラリアにその辺が威嚇となって伝わっていただろうか? 攻撃陣の荒々しさの無さ、相手には日本の攻撃が威嚇となって恐怖心を抱えただろうか?

ペナルティーエリアまでのパス回しができることはわかった。問題はそこからだ。後一歩といわれる問題はペナルティーエリア内でどのように攻撃を仕掛けるか、と書いたら最後の最後までパスを回しそうだからもうペナルティエリア内ではシュートをとにかく放つという強引なルールを課したらどうだろうか? ペナルティーエリアからの強引さが無いと相手ディフェンス陣もそこまで必死で体を張ろうとはしないとおもう。

大きな選手相手に対して日本人のような小さくて動きの早い選手には苦労するだろう、というのは幻想的ではないか? 相手のディフェンスエリアを抉って始めて相手は威嚇を覚えるとおもうのだ。エリア外でちょこまかされてもちっとも怖くは無かったはず。

FW大久保嘉人(26=ボルフスブルク)は危機感を募らせた。オーストラリア戦でボール支配率62%と圧倒しながら無得点に終わったことで「きれいに(相手守備を)崩しているけどそれで終わっている。勝負なんだからもっと積極的に泥臭く行くべき」と指摘した。日刊スポーツ

MF長谷部誠(25=ボルフスブルク)が守備的な敵に対しては中距離シュートで打開する姿勢をみせた。オーストラリア戦後に浦和時代の同僚田中達と食事を兼ねた ” 反省会 ” を開催。「丁寧に崩そうとしすぎたので、もっと遠めからシュートを打つのがいいのかなと話した」と、今後は2人で積極的にミドル弾を放っていくことで意見が一致したという。日刊スポーツ

強引に中へ切り込めるか?

アレン・アイバーソンという NBA の選手、試合の展開となるとどの試合でも中心的な役割を担う選手だけど、強引にドリブルしながら中に切れ込んでシュートを放つことでも知られている。彼はそんなに背が高いほうではないけど、ゴール下に立ちはだかる大男の中へと自ら飛び込んでいくんだよ!

英語でいう Penetrate 、” He is penetrating through the crowd and score. “。このような強引さが日本のFW にほしい。FW 田中達也、 玉田圭司、当たり負けしていたというかやっぱり恐れているんだよね、だからシュートのタイミングでも普段とは微妙なプレッシャーを感じてしまい、早く蹴ってしまおうということで大きく枠を外れる。

同じ日本人とかアジア圏内だけで試合を重ねていても、欧米やアフリカなどのでかい選手、身体能力が上というような内容をマスメディアに書かれただけでびびってしまう。やはり普段からそれらの選手たちがいるような環境でプレーすることの大事さを改めて感じた。

リオネル・メッシに カルロス・テベスを見よ! 彼らは身長高いほうとはいえない、にもかかわらず彼らが繰り広げるドリブルの展開と鋭さ、まるでディフェンス陣を抉るように切り裂き、多くのディフェンス陣の注意を引き寄せる。ファウルで止める、体を張って止める、相手はそれこそ必死である。

ゴール前でも一瞬の速さが勝負を決めると心得ているかのように瞬時にスピードが増す。一瞬のドリブルだったり、一瞬のフェイント、最後ボールを振りぬく足の振り上げからシュートまでの速さ。そうなのだ、世界では相手より半歩速いか、で勝負が決まってしまうのだ。一瞬一瞬の状況判断にしてもそうである。即決断、即行動、すべてはゴールに繋がっている。

日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(67)が、欧州クラブ関係者に、トップリーグで通用しうる有望株として北京五輪世代の京都DF水本、柏FW李忠成、大分DF森重、福岡DF中村の名前を挙げたことが13日分かった。

森重は米国戦で決定機を逃がしたことで、やり玉に挙がったが、名将は、本職の守備での高い能力を評価。同関係者は「とくに高い身体能力と強い精神力、多くのポジションをこなせる対応力に可能性を感じているようだ」と話した。

ケガによる長期離脱があったため、五輪代表から縁遠くなった中村に対しても、小柄ながらも機動力あふれるプレーぶりで、日本人の長所を欧州で表現することを期待した。

一方で同関係者には「Jリーグや代表での実績なしに渡欧することは、移籍先で監督や周囲の選手に認められず、出場機会を減らす」と繰り返し、まずは国内で評価を確立させることを求めた。( オシム氏が日本北京世代4人を欧州に推薦 )

多分 イビチャ・オシム監督にとってはこういう事って普通なんだとおもう。ヨーロッパ全体含めて、自分の国内で将来を見据えて成長が期待できる選手ならば欧州内のほかのクラブに推薦、というこのような環境は当たり前なんだろうとおもう。

その下地なんだけど、選手が他の国へ行っても言語、文化などから日常生活にいたる面で適応できる力があるという現実も大きく作用している。

日本人の場合、語学、文化的に適応能力が低いのだろう。これはもっと大きな問題、もっと深いところから訂正、改良していかないと、つまり日本の教育システムの問題に繋がっているのだ(  スポーツをやる子供に第2外国語習得も  )、(  世界に飛び出せ若きアスリートたち!(ジェネレーションY)  )、(  大韓民国女子プロゴルファーの憂鬱、英語できますか? )。

システムはあれでいいのか?

中盤、 中村俊輔と 遠藤保仁、 長谷部誠はよかった。 遠藤は先の FIFA クラブワールドカップでの戦いから自信をつけたものとおもわれる。 長谷部にしても当たり負けすることなく、時には攻撃に、時にはディフェンスにとピッチ上を駆け回っていた。

今回のシステムの状況、詳しくは把握していないのだけれど多分トップに一人、その下に 松井大輔と 玉田。そしてその後ろに俊輔と 遠藤、ボランチに 長谷部、最終ラインは4人、という形だったのではないだろうか? でもねぇ、日本は 4-4-2 のほうがいいと思うんだけど、いかがだろうか?

FW は 玉田と 松井にして、 松井には元ブラジル代表 ベベットのような動きを期待。攻撃的 MF に 俊輔と 遠藤、ボランチに 長谷部と、 中村憲剛を器用。 長谷部には攻撃的センスがあるし、カバーはクレバーな憲剛 がしてくれる。

DF 田中マルクス闘莉王と 中澤佑二の真ん中二人、今の日本代表にとって必要な人材になってしまった。でもここが安定していると心強い。両サイド、右の 内田篤人、 鹿島アントラーズでもプレーした元ブラジル代表の ジョルジーニョになれる!

現役選手でのイメージでいったら AC ミランの ジャンルカ・ザンブロッタ。左の 長友佑都、イメージとしては レアル・マドリードでプレーするアルゼンチン代表 ガブリエル・エインセ、 マンチェスター・ユナイテッドでプレーするフランス代表 パトリス・エヴラを目指したらどうだろうか? 二人には鋭い攻撃参加が求められる。

6万5671人の視線が集まる中、あえて苦言を呈した。試合終了の笛が響いた瞬間。天を仰ぐ同僚たちを横目に、中村俊はDF長友を呼び止める。「なぜマークがついている大久保に、あえて縦パスを何度も送るんだ! それじゃ取られても当然だ!」。

ピッチのど真ん中で、身ぶり手ぶり、足振りもつけて語気を強めた。マン・オブ・ザ・マッチ授賞式のため、呼びに来た協会スタッフの声がさえぎるまで、説教は延々と続いた。日刊スポーツ

この引き分けは負けと同じ。オーストラリアは最初から無理をせず、引き分ければいいというアウェーの戦いだった。確かに日本はチャンスをつくったけれど、相手が引いてチャンスができただけ。決定的といえるのは遠藤の1本。1カ月も準備してきたのに、1日しか全員で練習していない相手に分けた。とても満足できる試合じゃないね。セルジオ越後

課題は、やはり決定力。田中達や玉田らが、ペナルティーエリア内でもう少し強引に行くことが必要だ。ボールをもらうまでは良くても、前を向いてシュートを打てるところでパスを出してしまう。ドーンと打って、DFに当たってオウンゴールでもいいじゃないか。

後半42分に長谷部のシュートが、FW大久保に当たって枠を外した場面があったが、ゴール前に選手もいっぱいいたし、ああいう場面を増やしたい。オーストラリアからは、引き分けOKという雰囲気も感じられた。

1点先に取れば、向こうも慌てて出てきただろう。世界を相手に勝ちきる … そのためには、もう少し選手1人1人がシュートの意識を持つことが大事だ。そうすれば、日本代表は変わるはずだ。原博実

アウェーでは引き分けは勝ちに等しい。ホームでは勝つことは must である。 UEFA チャンピオンズリーグを見てみよ! アウェーで得点ができればホームで戦っているほうはものすごいプレッシャーを感じることになる。ホームでは勝つこと。これは鉄則というかこれからの日本代表の絶対条件だ(  UEFAチャンピオンズリーグ – アウェイゴールはチームと個人を強くする  )。

マンチェスター・ユナイテッドの攻撃

先週のイングランドのFA プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドとアーセナル の試合もすごかった。マンチェスター・ユナイテッドは過去7年連続してFA プレミアリーグの優勝を独占してきた。なんとしてでも優勝したいが今回は、アーセナルの優勝したいというモチベーションの方が上回っていた。

アーセナルはそれこそアウェーのスタジアムでの試合。すごい試合になるだろうことは予想していたが、前半の30分は激しいタックルのぶつかり合いでゲームが止まることが多かった。お互いのチーム共、気合が充分に入っている様子が伝わってくる。

マンチェスター・ユナイテッドはなんとしてでもアーセナルの優勝をホームで向かえまいとする気概。アーセナルはなんとしてでもチャンピオンのマンチェスター・ユナイテッドから優勝を勝ち取ってやるという気概。本当に激しい試合だった。

後半に入りアーセナルが1点を入れリードすると、いつものようにマンチェスター・ユナイテッドの怒号のような攻撃が始まった。その勢いは本当に見ていて相手のチームが弱気になってくるのが伝わってくるようだ。それほどマンチェスター・ユナイテッドのリードされた後の攻撃は恐ろしい。

だが、FAカップですでに優勝していたアーセナルは違った。中盤のパトリック・ヴィエラやレイ・パーラーなどの身体を張ったプレーのほうが上回り、スウェーデン代表のフレドリック・ユングベリもよく前線で動いてチャンスを作った。それがシルヴァン・ヴィルトールの決勝点に繋がったのだろう。

マンチェスター・ユナイテッドのポール・スコールズは途中から諦めの表情になっていたし、もしデビッド・ベッカムがピッチにいたらライアン・ギグスやオーレ・グンナー・スールシャールのモチベーションも下がらなかったのではなかろうか。

アーセナルはアウェイの試合という不利な条件の中でも、またマンチェスター・ユナイテッドからくる様々なプレッシャーからにも屈せずに見事に勝って優勝した。俺たちは絶対に勝てる、という自信と絶対に優勝するぞ、というモチベーションでプレッシャーを吹き飛ばした。

プレッシャーと闘うには自分自身に対する自信がないと戦えない。それを得るには日々の努力の積みかせねを通しての自分自身のパフォーマンスに対する信頼から生まれる。( プレッシャー、丸山茂樹とアーセナルが感じたもの )

今現在の時点でも残念だが、日本代表の攻撃には恐怖心が感じられない。


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