FIFA コンフェデレーションズカップ 2005、世界との差を知るのはもうたくさん!


FIFA コンフェデレーションズカップ 2005、世界との差を知るのはもうたくさん!

日本対メキシコ。日本代表はこんなにもパスとトラップが下手だったのだろうか? というようなゲーム内容だった。サッカーが雑。この一言に尽きる。パスを通しての見方同士の意思疎通ができていない。その場その場で展開される目的意識のないパス交換。トラップミスも未だに目立つ。あー、日本の実力とはまだこんなものなのだぁ、とがっかりした。

メキシコはサッカーをよく知っていた。パスの回し方など日本よりも一つ上手であった。細かくつなぐパスに必要な正確さやトラップの技術など、個々の選手に備わっていたのである。日本も同じようなことをやっているんだけど、どうしてもサッカーが雑に映ってしまう。すべてにおいてメキシコのほうが一枚上手だった。

特にペナルティーエリア付近からフィニッシュに至るまでの展開は、メキシコのほうがサッカーを知っているという感じがした。エリア内で無理のない攻撃を効果的に仕掛けてくるし、選手はリラックスしているような印象さえ受ける。それに比べて日本のペナルティーエリナ内の攻撃といったら、シュートの正確さから細かいパス交換まで余裕が感じられない。

この辺が世界と戦う時に勝てるかどうかのポイントなのだろう。中盤での展開は少々劣るがそれなりにボールを奪ったりして、攻撃できる場面もいくつかあったが後は選手個々の技術の差かなぁ。強い相手に対して落ち着いて自分達のサッカーができるようにならない限り、技術があっても試合には勝てない。

メキシコ2点目は多分加地亮からの中田英寿へのパスミスからだと思うが、なんで加地は中田にバックパスをしたのだろう? あそこは自分で切れ込んでいくべきだった。2対1で負けたが、内容的に言ったら4対1ぐらいだったかもしれない。ポストに助けられたシーンもあったしその時のメキシコの展開といったら、ぺナエリア近辺で実にうまくボールをつないでくる。

日本のディフェンス陣は戸惑ったのではないだろうか? 体系的に日本人とそんなに変わらないメキシコ人。だが、うまいパス回しにサッカーをよく知っているというような雰囲気。南米でも欧州でもない中南米のメキシコという国を、 日本は甘く見ていたのかもしれない。

かろうじてオフサイドとなったメキシコの幻の1点も、その前の一人のボールキープ力によって日本の集中が左サイドに集まり、ボールを取りに行ったところを中に折り返された。このシーンは日本との技術の差を見た感じがした。中村俊輔と小笠原満男を交代させ、3トップで巻き返しを図ったジーコ監督。

もしかしたら本当に勝ちたい気持ちが一番強かったのはジーコ監督かもしれない。絶対に勝つ、というよりどこか皆がちぐはぐなままあれよあれよと点を取られ逆転され、気が付いたらパスは繋がらないはで自分達のサッカーを見失っていた日本代表。先の北朝鮮戦後に中田が言っていた言葉の意味を選手はつかんだのだろうか?

まだまだ、日本はワールドカップドイツ大会で戦え抜くレベルではない。次にギリシャは ユーロ 2004 であのチェコとポルトガルを破ったチーム。あたりも強いだろう。日本の雑なサッカーでは偶然にしか点は入らない。

日本対ギリシァ代表

引き分けに終わると思っていた試合をなんとか無事に1-0で勝ったことは評価できる。本当だったら3対0か4対0で勝っていないといけない内容の試合。決定機を決められないところは相変わらずの日本代表といってよい。

特にフォワードはシュートを打つが枠内に飛ばない。こればっかりは練習というよりも集中力が足りないのでは。集中していれば低い弾丸のようなシュートが出るはずだが、浮かしてしまう。枠へ飛んでいればキーパーがはじいたところを狙えるが、その可能性すらない。

一番良かったのはキーパーの川口能活。プレーに安定感があり何度か危ない場面があったが今日の川口だったら大丈夫、というような雰囲気が出ていた。ディフェンス陣も落ち着いていた。特に右サイドの加地は成長している感じを受ける。前に積極的に上がる姿勢は褒めたい。後はクロスの精度と縦への突破力を付けると、彼はデビッド・ベッカムになれる。

中盤もボールが回っていた。この日のようなボール回しを先のメキシコ戦でできていたら。ちょっと小笠原のパスが雑だったこと以外は、中盤はメキシコ戦よりも機能していた。このギリシャとの試合を見て思ったんだけど、守備とボランチは国内組みでもやっていけると思う。

J リーグに来る外国人選手は攻撃的選手が多いため、国内でやっていても海外選手との対応に、ある程度はついて行けると言っていいのではないだろうか? もちろんトップクラスの攻撃陣に当たった場合は苦労するだろうが、ディフェンスの場合、運がよければ集中して90分間凌ぐことができると思う。

ボランチも小野伸二や稲本潤一といった海外組みがいるが、国内組みに福西崇史や遠藤保仁がでても選手間に安心を与えるような存在になれると思うがどうだろう? そりゃぁ今回、小野と稲本のボランチを見たかったという人は多いに決まっている。僕もその一人。

トップ下。これはやはり海外組みには勝てない気がしてきた。やはり外で外国人と混じってやることの経験は大きい。小笠原がジーコから信頼されていないのはこの部分が足りないからではないだろうか? 俊輔に中田の存在は相手にプレッシャーを与えることができる。

もし小笠原や松井大輔といった選手が海外での経験を充分に積んで、相手にプレッシャーを与えるような選手に成長した時にはトップ下の駒が増えることになるので、日本代表にとってはプラスになる。しかし、問題は来年のワールドカップドイツ大会まで間に合うのか?

FW は一人は海外組みから必ず選ぶ。絶対に経験が必要な場面が出てくると思われるから。もう一人は国内、海外にとらわれず調子のいい選手。普段の試合でちゃんと点を取っている選手を起用するべき。玉田圭司もスピードがあっていい選手だが、 J リーグで点を取っていたのだろうか? その点大黒将志は点を普段の J リーグから取っていた。

得点感覚が身体に雰囲気として残っている。FW は必ず調子のいいとき感じるもの、今日は1点は取れるな、と。次回のブラジル戦。大黒を是非、スタメンで使ってほしい。中田をトップ下で俊輔と組ませたいが、ロナウジーニョとカカを止めるには中田がボランチの位置に必要かな? 福西と稲本で行けないだろうか? 点を取るなら中田はトップ下に置きたい。

ジーコは絶対に勝ちにくる。気合充分だろう。選手たちもジーコの気合に答えてほしい。メキシコとの試合を見ていたがロナウジーニョとカカを押さえれば、 今のブラジルだったら勝てる。最初の20分間、とにかく失点を避けて速くて効果的なパス回しができれば、チャンスは今日の日本代表の中盤の展開なら作れる。

1点取ること。勝てるぞという空気が選手間に生まれた時、日本はブラジルに勝てるに違いない。せっかくの FIFA コンフェデレーションズカップ 2005 。決勝トーナメントに行かないと意味がない。

日本対ブラジル代表

後もー少しが非常に遠い感じのする試合だった。確かに終わってみれば2対2の同点で引き分けだったが、内容といいペナルティエリア内での攻撃の質は、ブラジルのほうが一枚上手というしかないだろう。

南米の国相手に最初の20分間で、得点を与えてしまうのは良くない。あの加地の幻の得点でブラジルを本気モードにさせ、早々に点を取ってしまおうという雰囲気をブラジル個々の選手に持たせてしまった。ここを踏ん張りたかった。

特に最初の失点は加地が1対1でロナウジーニョに負けたとはいえ、日本がリズムをつかみかけていたところなので本当にもったいない。あの得点でブラジルに安心感を与えてしまった。安心感を与えるとそれがブラジル選手のプレーに表れ、リラックスして攻撃のリズムを作ることになる。

カカのシュートはポストで助かったが、あの時間帯のブラジルは選手同士の攻撃のコミュニケーションが見事だった。日本の課題はなんだろう。ブラジル相手に攻撃を仕掛けることができるようになった。後は個々がレベルアップしていくしかないだろう。ディフェンスからの早いボール回し、そして流れの中からの得点。

小笠原と玉田のプレーは雑だったし、相手にとってちっとも威嚇となるような存在ではなかった。やはり FW とトップ下は海外でプレーしている選手を起用するべき。厳しい環境でプレーすることに自分の身を置かないと、このようなレベルの高いチームと対戦する時に何もやらせてもらえない。

俊輔はうまくなった。ボールをキープできる感覚を自分で感じることができるようになったのは進歩。イタリアに行ってカカやアドリアーノなんかと対戦しているので、臆することなくプレーできていた。ここが海外でやっている選手と、 J リーグで試合をしている選手との違いだと思う。要は攻撃の時、落ち着いてプレーできるかということ。

これができないと周りが見れないし、パスも正確に出せない。自分に余裕がないからその場その場の展開になってしまう。今の日本には中田や俊輔がいるのでボールが落ち着くが、この二人がいないとなると日本はとたんに攻撃力が落ちてしまう。ここの層を厚くしないと。それには小笠原も海外に行ってプレーする。

今回呼ばれなかった、高原直泰、大久保嘉人、松井大輔などはレギュラーを取ってコンスタンスに試合にでること。これが攻撃陣の厚みにつながり、日本の攻撃が威嚇を与えるようになる。ブラジルの攻撃は味方がこういう動きをしたらここへボールが来るだろう、というような動きを皆が感じている。それがペナルティエリア内での攻撃の質になる。

日本ディフェンスはその速い攻撃についていけないというかブラジルの攻撃的な想像力についていけない。だから対応がどうしても遅くなりペナルティエリア内で速いパス交換が行われた場合、ボールを見てしまう。これではマークが外れる。ブラジル2点目はロナウジーニョは味方のパスを感じていて、三都主アレサンドロはその感覚の対応に遅れたため失点した。

これで日本の FIFA コンフェデレーションズカップ 2005 は終わってしまった。ディフェンスに中澤佑二がいたら。ボランチに小野伸二がいたら。稲本潤一 や久保竜彦、高原直泰が揃っていたら。本番のワールドカップドイツ大会ではこういうことがないようにしていかないと。

ブラジルのロナウドやロベルト・カルロスは怪我の為、出場していないのではない。強いチームはけが人が少ない。ユーロ 2004 でのポルトガル、イングランド、フランス、チェコはほぼベストのメンバーで臨んでいた。選手が怪我をしない集中力もレベルが高い。

世界との差を知るのは、今の A 代表はもういいだろう。後は個々の選手が自分自身の質を高めていかないと、本番のワールドカップドイツ大会で上に行くことはできない。あれ、どこかで聞いたセリフだなぁー、ねっ、 中田英寿選手!


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